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犬小屋にいた雄猫
第一章
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た、だが。
 猫はかなり汚れた身体でおあげの小屋から出ようとしない、二人は何とかこの猫を保護しようとしたが。
 小屋から出ない、それで二人も困っていると。
「ワンッ」
「!?」
 ここでだった、おあげが。
 犬小屋の中に入ってそうしてだった。
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