第2部
テドン
船室にて
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、今のは私悪くないよね?
食器をカウンターに置くと、彼は私の腕を掴み、強引に引っ張った。
「いたたた!! 何々!? どこに行くの? 」
「船長が町を見つけた。 そこに向かう」
「町?! 」
私のすっとんきょうな声にも反応せず、私を引きずるように食堂を出るユウリ。
「もう体は大丈夫なの? 」
「ああ。 お陰様でな」
何だか刺のある言い方だ。
「外は暗いが町はまだ明るい。 情報を集めるだけ集めるぞ」
そう言うと、私の返事も待たず、すぐに下船の準備を始めた。
私も急いで支度を整え、ほどなくして錨が下ろされた船から離れ、彼の言う夜でも明るい町を目指し、上陸することにしたのだった。
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