第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(1)
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配しなくても大丈夫ですぅ! 傷の修復時間を短くする方法が、ちゃんとありますですぅ!」
「ホントに! どうすればいいの?」
「マッスルジュエルを、筋肉の滝、マッスルフォールから流れる水に浸すと、修復時間が飛躍的に短くなるのですぅ!」
ミーノの言葉を聞いて、凛香はほっと、胸を撫で下ろした。
「どのくらい短くなるの?」
「半分の時間になりますですぅ!」
凛香は、マッスルジュエルを見つめる。マッスルジュエルには、どう見ても5ミリ大の傷が、無数に入っている。
「えーと……確かに時間が半分になるのは、すごいことだけど……それって、すっごぉぉぉく時間がかかるのが、すごく時間がかかる、に変わっただけみたいな……つまり、結局は物凄く時間がかかるんだよね……」
「そうなのですぅ」
凛香はマッスルジュエルを見つめながら、ふるふると身体を震わせた。凛香は涙目になっている。
そんな凛香の肩を、ミーノは優しく叩いた。
「心配しなくても大丈夫ですぅ! 一瞬で傷を修復する方法が、ちゃんとありますですぅ!」
ミーノの言葉を聞いて、凛香はほっと、胸を撫で下ろした。
そして、逆ギレたように、ミーノをジト目で見つめる。
「最初から、その方法を言ってよね! んもう! ミーノちゃんってば! すごくドキドキしちゃったよ! それで、どうすればいいの?」
「ひとつは、マッスルジュエルに力を込めた超人によって、力の再注入を行ってもらうのですぅ。そうすれば、傷は一瞬で修復されますですぅ。もうひとつの方法は、別の超人に新しく力を込めてもらうのですぅ。これで傷は修復されますですぅ。つまり、力の新規注入ですぅ」
凛香は、ぽかんとした顔をして、答える。
「そうなんだ、力を込めた超人さんに、会いに行けばいいんだ……って、え?」
呆然としていた凛香の顔が、急激に輝きだした。
「そ、それって! このマッスルジュエルに力を込めたお方に、会えるってこと?!」
「はい、そういうことになりますですぅ」
凛香は目をギランギランに輝かせ、ぶりっこポーズをしながら照れ笑いをする。
「きゃあああああぁぁぁぁぁッ! すごい! すごぉい! すんごぉぉおおい! キン肉マンに会えるの!? 大王様だよ、大王様! それってつまり、謁見だよね! ロイヤルだよね! すごいよ! すごすぎだよ! わあああああぁぁぁぁぁい! 超うれしいッスルゥゥゥ!」
大はしゃぎで浮かれまくる凛香。ミーノは笑顔を浮かべながら、チョンチョンと肩をつついた。
「えーと、とはいえですね、マッスルジュエルはこれくらいの傷であれば、すぐに砕けたり壊れたりはしないですし、時間が無い今、遠すぎるほどに遠いキン肉星に行く余裕はありませんです
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