第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(1)
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ってきた衣服を抱きしめた。
「おかえりなさい、みんな!」
ぱぁぁぁんと、マッスルアフェクションが弾け散る。そして、元の姿に戻った凛香があらわれた。
「あ、あれ? なんだろう、身体が軽くなった? 痛くもなんともない……どうなってるの?」
凛香は両手で身体をまさぐりながら、不思議そうに全身を見つめる。
「能力授与の解除を行うと、それまでに受けたダメージは、全てマッスルジュエルに蓄積されますですぅ。その証拠に」
ミーノはおもむろに、凛香のTシャツの中に手を突っ込んだ。そして、ごそごそと凛香の身体を探る。
「きゃははははははんッ! く、くすぐたぁぁぁいよッ! わ、わたし、くすぐったがりなの! ひゃははははひゅん! や、やめてぇ! はひぃ! はひぃん! ホントにくすぐったぁぁぁいッ!」
凛香は目に涙を溜めながら、悶えまくる。
そんな凛香にはお構いなしに、ミーノは凛香の身体をまさぐり続ける。そして、凛香のTシャツの中から、マッスルジュエルを取り出した。
「これを見てくださいですぅ」
マリはミーノの手の上に乗っているマッスルジュエルを覗き込んだ。
凛香は身体をびくんびくんさせながら、涙を拭って、マッスルジュエルに注目する。
「こ、これって」
マリと凛香の声がハモった。
ミーノが持っているマッスルジュエルには、無数の小さな亀裂が入っていた。
「キン肉マンルージュ様が、グレート・ザ・屍豪鬼との戦いで受けたダメージ。それら全てがマッスルジュエルに蓄積されて、このように傷つくのですぅ」
凛香は心配そうに、マッスルジュエルを見つめている。
「ご、ごめんなさい! 大事なマッスルジュエルを傷ものにしちゃって! どうしよう、正義超人界の至宝が、こんなにひび割れちゃって……」
「心配しなくても大丈夫ですぅ! マッスルジュエルの傷は、修復可能なのですぅ!」
「えっ? そうなの?」
ミーノの言葉を聞いて、凛香はほっと、胸を撫で下ろした。
「マッスルジュエルは、自己修復するのですぅ」
「ホントに! どのくらいで直るの?」
「1ミリ直るのに1年ほどかかりますですぅ」
凛香は、マッスルジュエルを見つめる。マッスルジュエルには、どう見ても5ミリ大の傷が、無数に入っている。
「……つまり、完全に直るまで5年かかるの?」
「いえ、ひとつの傷につき、1ミリ1年を要するのですぅ」
凛香は、マッスルジュエルを見つめる。マッスルジュエルには、どう見ても5ミリ大の傷が、無数に入っている。
「……ってことは、完全に直るまでには……物凄い時間がかかるって……ことだよね……」
ミーノはポンと、凛香の肩を優しく叩いた。
「心
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