146 炎を操る暴君、ネロ
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「やい、杯持ちの小娘も逃げんのか!」
男はりえの方向にも火炎放射をした。りえは杯を向けた。炎の精霊・サラマンダーが現れた。しかし、男の炎が強く、瞬殺されてしまった。
(効いてないっ・・・!?)
りえは驚く。そして男にかなりの恐怖感を持った。そして領土攻撃班も総員去り続けた。本部守備班が残った。
「あんたの相手は私達よ!」
さりが叫んだ。
「んー?」
男は見た。
「ほう、護符は俺様にくれるというのか。そんなら貰うぜ。テメエら揃ってこのネロ様の燃えカスとなりな!!」
ネロと名乗った男は火炎放射をした。さりは護符の能力を発動する。水が激流となってネロに襲いかかった。
「バーカ!!俺様の炎に水なんぞが聞くかよ!」
ネロが出す炎は水を容易く打ち消してしまった。
(水が効かない炎なんて・・・)
さりは先程の椎名の迎撃の水も炎で打ち消されたのように耐水性のある炎があるのかと驚いた。
「ヒヒヒ・・・」
さりは恐怖を感じた。そして守備班全員も動けなくなる。
「ネロとか言ったわね。アンタはこの本部を焼き尽くす気なの?」
「ああ、そりゃそうさ。俺様は建築の天才でもある。もっと美しいものに建て替えようじゃねえか」
ネロは火炎放射した。さりは護符を使用する。見えない結界がネロの炎を弾く。
「そんなもんが通用するかよ!」
ネロの炎はあっさりとさりが張った結界を燃えつくした。
「これでテメエらは火達磨だ!ぐわははは!!」
「こいつ!」
一人の中学生がボールを蹴り飛ばした。しかし、ネロに当たらず、そのまま撥ね返された。
(こうなったら・・・!!)
長山が神通力の眼鏡を使用する。火の手に囲まれた皆を瞬間移動させた。
「逃げても無駄だぜ。この赤軍の奴等から貰ったコイツでな、さらに前よりも調子いいんだ!」
ネロは機械を見せびらかした。
(あの機械か・・・!!)
長山は機械に念力を掛けた。そしてネロの持つ機械は一瞬で破壊された。
「およ!?」
さり達は恐怖心がなくなっていった。
「ふん、種明かししたのが命取りね。水が効かないなら・・・!!」
さりは護符の能力を発動する。岩石や砂がネロに向けて発射される。
「やられるか!」
ネロは炎を出す。炎は獅子に変化した。岩石を噛み砕く。そして一人の男子高校生が持っていた銃、女性が持っているブレスレットで多くの土砂でネロや炎の獅子を生き埋めにした。
「お、おおーーー!!」
ネロは土砂で埋められて叫び声をあげた。
「やった・・・」
ネロを倒したのかとさりは思った。しかし、土砂の山から炎が現れ、土砂を吹き飛ばした。ネロは平気で立ち上がった。
「これで俺様を倒したつもりか?」
(だめだった・・・!!)
「うらあ!」
ネロは
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