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ドリトル先生と幸せになる犬
第二幕その十一

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「本当に手遅れになったってね」
「なるよね」
「本当にそんなお話あるし」
「警察だって通報きたのに何かないと動かないってばかりで」
「実際に取り返しのつかないことになったわ」
「福岡の警察だったね」
「福岡市だったかな、こんなことになったら」 
 それこそというのです。
「もう誰も児童相談所や警察を信じなくなるね」
「動くべき時に動かない」
「通報があっても何もしない」
「そんなのじゃね」
「もう意味がないから」
「何かないと動かないって言ってもう何かあってるのに」
 それでもというのです。
「動かないならね」
「それならだよね」
「もうどうにもならないよね」
「人に危害が出てからじゃ」
「本当に意味がないわ」
「あとストーカーに間違えて今の住所教えたとか」
 そうしたこともというのです。
「もうね」
「それこそだよね」
「意味ないよね」
「信じられない位のミスだよ」
「絶対に間違えたらいけない」
「そんなレベルだね」
「そうだよ、そしてそんなことする人達は」
 それこそというのです。
「事前にだよ」
「前兆がある」
「とんでもないことをする」
「それがね」
「僕達が今住んでいる神戸でもあったね」
 そうしたことがというのです。
「未成年が起こした」
「ああ、あったね」
「僕達が日本に入るずっと前に」
「あったんだよね」
「それで大騒ぎになったんだよね」
「当時日本中でとんでもない騒ぎになったけれど」 
 先生はその事件についてのお話もしました。
「実際にね」
「そうしたことがあったんだね」
「もう事前に」
「前兆があったんだね」
「そうだね」
「その前兆を見極めることが」 
 まさにというのです。
「大事でね、その中でね」
「生きものにどうするか」
「若し捨てたり虐待する様な人なら」
「もう要注意」
「そうなんだね」
「子供を虐待する人はもう如何にもって外見の人がいるけれど」
 もうあからさまに悪人とわかる人だというのです、先生はそうした人達についても学んできているのです。
「そうした人はその前にだよ」
「生きものをいじめていたり」
「そうしたことをしているのね」
「既に」
「悪いことをもう既にいつもしている」  
 そうしたというのです。
「どうしようもない人だったりするよ」
「人も外見で判断出来ないけれど」
「生き方が顔に出るのも事実だね」
「もう如何にもって場合もね」
「あるわね」
「そうした人は目の光とか仕草でわかるよ」
 そうした意味での外見だというのです。
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