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ドリトル先生と幸せになる犬
第二幕その七
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「皆は保健所は知ってるね」
「ああ、あそこね」
「凄く嫌な場所だね」
「いらなくなった生きものを捨てる場所だね」
「僕大嫌いだよ」
「僕だってだよ」
「野良犬や野良猫が増えて暴れたり狂犬病を流行らせることを防ぐ為にあるけれど」
 先生は暗いお顔でお話しました。
「そのいらなくなったね」
「それ嫌だよね」
「本当にね」
「いらなくなったって何だってなるよね」
「アメリカとかイギリスにもそうした場所あるけれど」
「日本にもあるね」
「そこに送られた生きものはね」 
 先生は暗いお顔で言いました。
「出来るだけね」
「保護してね」
「そうして新しい飼い主を探す」
「そうしないと駄目だね」
「それで沢山の人が活動していて」 
 そうした生きもの達の為にというのです。
「そして僕もだよ」
「そうだよね」
「先生もその活動をしてるね」
「それでだね」
「獣医さんとしても参加してるね」
「そうしているよ、去勢や不妊の手術もね」
 こうしたこともというのです。
「参加させてもらっているよ」
「いいことしてるね」
「先生らしいよ」
「一匹でも多くの生きものが助かる」
「その様にしないとね」
「そう思うよ」
 先生は心から言いました、そうしたお話をしてです。
 先生は一旦大学に戻って論文を書きました、皆はその論文を見てそのうえで先生に対して尋ねました。
「今度は何かな」
「何についての論文かな」
「一体何なの?」
「犬の進化についてだよ」
 このことについてというのです。
「書いているんだ」
「ああ、犬のお話をしていたけれど」
「論文もなんだ」
「論文も犬のことなの」
「それも進化のことを書いているのね」
「そうだよ、犬は狼が家畜になった生きものだね」
 このことからお話する先生でした。
「そしてそこから色々な種類が出て来ているね」
「僕も犬だけれどね」 
 その犬のジップの言葉です。
「同じ種類とは思えない位色々いるね」
「人間よりも凄いよね」
「そうだよね」
 オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「猫よりも凄いだろうね」
「大きさや外見や毛色の違いは」
「犬が一番種類によっての違いが凄いんじゃないかな」 
 チーチーはかなり本気で思いました。
「お散歩の時にお話したプードルだってそうだしね」
「同じプードルでも大きさが全然違うし」
「トイプードルと一口に言っても大きさの違いがあるから」
 チープサイドの家族はこの種類の犬からお話しました。
「そう思うとね」
「かなり違うね」
「その犬の進化となるとよ」
 ポリネシアは思いました。
「かなりの論文になるわね」
「先生これまでかなりの論文を書いてきたけれど」
 それでもとです、ホワイティ
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