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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
《真相解明》崩壊した世界で刑部姫とこの先生きこのるにはどうしたらいいですか?
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し》のようなサーヴァントが現実世界に来れるようになったきっかけを作った張本人。
その気になれば、葛城財団ごと一瞬で消せそうなあの女神だ。
「め、めめめめめめめ…女神様!?」
「いかにも。目の前で愛したマスターを置いてサーヴァントが死ぬというのは後味が悪いものでしたので、」
こうして
姫
(
わたし
)
、刑部姫は消滅寸前、女神様によって助けられた。
ボロボロの霊基は約1ヶ月かけて完璧に治してもらって、そのまま笑顔で送り出してもらった。
「マスターを依存させ、永遠に自分から離れられぬようにし2人きりで爛れた毎日を送るのでしょう?応援していますよ。」
「ど、どうも…(なんで全部知ってるの…怖。)」
笑顔で手を振る女神様に一種の恐怖を覚え、
姫
(
わたし
)
は急いでその場から去っていく。
そうしてしばらく歩くと、目の前が眩しくなり…、
姫
(
わたし
)
は崩壊世界に戻っていた。
?
まーちゃんに会うまで二ヶ月前
「というわけなんだよね。」
「話がだいぶぶっ飛んでるけど…まぁ信じるしかないか。」
そして
姫
(
わたし
)
は歩き、ある場所へと辿り着いた。
葵紫図書館。
式部パイセンとそのマスター、葵ちゃんが管理する大きな図書館もとい複合施設だ。
で、訪ねてみれば式部パイセン
姫
(
わたし
)
を見るなり失神。
やってきた葵ちゃんに慌てて
姫
(
わたし
)
状況と経緯を説明して今に至る。
「んん…。」
「香子、大丈夫?」
「目の前に、刑部姫様が…。」
「大丈夫。生きてる。幽霊じゃないよ。」
頭を抱えて起きた式部パイセンには、代わりに葵ちゃんが説明してくれた。
で、
「で、やっぱり会いに行くでしょ。」
「うん、そうなんだけどね…。」
まーちゃんに会いに行く。
そのつもりなら送りに行くよと言われたが
「ちょっと…まだいいかなって。」
「は?」
「ほら、その…なんて言うの!?色々なんか準備して、感動的にしたいんだよね!」
「…。」
呆れてる。
呆れてるのが分かる。
「感動的にって…例えば?」
「ほら、まーちゃんがピンチの時に駆けつけたりとか…あ!そうだ!!」
ここで
姫
(
わたし
)
はある事を思い出す。
それが、
「これこれこうでこうして…!」
「うんうん。」
「で、それを葵ちゃんが渡すって言う流れで!」
「…なにそれ。」
姫
(
わたし
)
がこっそり描いていたサバフェス用の同人誌を渡すというもの。
まーちゃんに隠れて実は少しずつ描いてて最後にはまーちゃんなら必ず分かるだろう感動のパロディメッセージが書いてある…という設定なのだが実は
「で、肝心の漫画は?」
「実はまだ…。」
「ネームとかは?そんくらいはあるでしょ?」
「…。」
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