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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きこのるにはどうしたらいいですか?
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。
「さぁ行くぞ!!アサシン着地任せたァ!!」
「ま、任されたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
唖然とする奴ら、そのまま飛び降りる俺。
そして少ししてから感じる、ふわりとした浮遊感。
「あ、危なかった…。」
気がつけば何十匹もの蝙蝠が糸で俺達を吊っている。
そして数分かけ、今まさに突入しようとした暮馬や巴御前、自警団の皆様の前にゆっくりと着地した。
「た、探偵さん!?それ!?」
「刑部姫様!?」
おっきーを抱えた俺達を見て驚く一同。
まぁ驚くよな。俺も驚いた。
さて、
「んじゃ、後は頼むわ。多分あいつら屋上で立ち往生してるだろうからさ。」
「わ、分かりました。では…!」
暮馬の突撃の掛け声と共に、自警団たちは一斉にビルの中へと駆け込んでいく。
ドタバタと言う音。男の短い悲鳴。おそらく中では巴御前が片っ端から男の首根っこを掴みちぎっては投げちぎっては投げの大奮戦を繰り広げているだろ。
さて、そうなると今の俺達に役目はない。
「…。」
後のことは彼らに任せ、俺は横をむく。
「ん、なに?」
いつものようにそこにいる、
相棒
(
おっきー
)
。
「いや、なんでもねーよ。」
「どうしたのー?もしかして姫がいない間、寂しかったんでしょー?」
「ああ、寂しかったよ。」
「お、いつにも増して素直だ…。」
やや、照れくさくなる。
ああ、でも、その分嬉しくてたまんねーわ。
?
それから、
事件の後始末はあとのヤツらに任せて俺達は一足先に帰宅する。
したのだが、
「何コレェ!?」
スッキリした部屋を見て、おっきーは愕然とする。
「ひ、姫のゲームは!?」
「悪い、売った。」
「秘蔵データのあったパソコンは!?」
「悪い、売った。」
「コスプレえっちのセットは!?」
「悪い、売った。」
おっきーの事は思い出したくない。
そう思い俺はおっきー関係のものは全て中古ショップに売り払ってしまったのだ。
おまけに
「貯金が…ゼロ!?」
ゼロがいっぱい並ぶ通帳を見ておっきーはさらに絶望する。
「どうして!?あれだけいっぱいあったのに!!」
「その…寂しさを紛らわせるためにギャンブルに溺れたり…女の子とお話するのに夢中になった時があったと言いますか…あ、寄付もしたわ。」
「寄付でプラマイゼロに出来ると思うなァ!!3ヶ月だよ!?3ヶ月!!姫がいない3ヶ月でどれだけ浪費したの!?!?これじゃ夢の引きこもり生活が出来ないどころか振り出しに戻ってるじゃん!!まーちゃんのバカ!アホ!ダメ人間!」
「悪かったよ。」
おっきーの言った通り、今まで貯めていた夢のための資金は全て湯水の如く使い切った。
ギャ
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