暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ捌
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
神様。」
「なんでしょう?一 誠。」
「俺からも言っとくよ。ありがとうってな。そうじゃなきゃ、俺はおっきーに会えてないんだから。」
「確か、永遠に引きこもるのでしたね。幸せの価値は人それぞれです。私は何も言いません。」


これで、全部終わった。
葛城恋はかならずあいつらが殺すだろう。
そしてこの世界を創った女神様とやらにも会えたし。
多分…いや、きっとこの崩壊世界はこれからいい方向に進んでいく。
とはいっても、これから引きこもる俺達にはなーんの関係もない話なんだけどな!
さ、挨拶もしたし帰るとするか!













「いや、まだ終わっていないさ。」


その時だ。
声が、聞こえた。

「!!」

全員が声の主を探る、しかしそれはどこにもいない。
もう聞くことはないだろうと思っていたその声、
そして、ふと横を見てみれば

「…え?」

俺の隣にいるおっきー、
彼女の胸からは、真っ赤に染った腕が生えていた。
いや、違う。

「…助かったよ。いや、こうなるのは"主人公"としての運命だったのかもね。」

「うそ…これって、姫、どう、なっ」

理解の追いついてないおっきー。
背中から貫かれ、己の胸から飛び出したその手に彼女は呆然とすることしか出来なかった。
そして、

「もらうよ。君の悪魔の力…!!」

おっきーを貫いた男は、彼女を吸収する。

「…!!」

何も出来なかった。
動き出すことも、ホルスターにしまわれた銃を出すことも、
何もせぬまま、できぬまま、
あっというまに彼女は

「やぁ、一誠くん。その顔どうしたんだい?」

死んだはずの神代正義に吸い込まれた。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ