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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ捌
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って来た。

「誠!」
「よう、見事にやってやったぜ。」

走ってきた大和に、余裕そうに答える。
まぁもう精一杯で疲れてんだけどな。

「ついに…倒したんだね。」
「おうよ。お前の分もとっときゃ良かったか。」

そびえ立つやつの遺骸を見て、舞は清々しい表情をしている。

「にしても不気味だね、てかこれどうすんの?残す?」
「残すわけねーだろ。即刻爆破処理だわこんなん。」

昔サーヴァントを独り占めしようとした愚か者の末路です、と戒めとして残すのはいいかもしれないけどこれはダメだ。消そう。
どんな奴だったか、どれ程非道な男だったか、それを記して後の人々に伝え戒めるのはこの葵と紫式部の得意分野だろーしな。

『…だ…だ』
「?」

さぁ、帰って祝杯でもあげようかなーなんて考えていた中、なにか聞こえた。

「おっきーなんか言った?」
「なんにも?」
『まだ…だ。』
「!!」

確かに、今度はハッキリと聞こえた。
1番早く気付いたのは大和。
刀を抜き、遺骸をにらみつける。

「大和…?」
「こいつ…まだ生きている!」
「えっ?」

その直後、
地面から何かが突き出てくる。
それは真新しい旧神柱。
さらに真っ黒だった遺骸はブルブルと震え、焦げた表面を払い落とした
そう、
大和の言った通り、

『ぶっはははははははははははははははァ!!!!まだ俺様が死ぬかと思ったかよ!!』
「マジかよ…!」

奴はまだ、生きていた。
その場にいた全員が即座に臨戦態勢に入る。

『聖杯は消えた!だがまだもらった魔力が身体の中に残ってんだよ!!てめぇらを軽くひねり潰せるくらいにはなァ!!』
「往生際が悪過ぎる…さっさと死ねばいいのに!!」
『死ねばいい?ぶはっ!最低でもてめぇがゲロマンコ渡して苦しみながら死ぬのを見るまでは死ねねぇなァ!!』

そうしている間にも周囲に旧神柱はどんどん増えていく。
使役獣がいないのは救いだがいくらなんでも増えすぎだろ!こいつどんだけ魔力持ってんだよ!!

「いくらでもやってやるよ…嬉しいね!採集決戦のおかわりまで再現してくれるなんてさ!」

葵のチェーンソーが唸りをあげる。
そう、ここにいる全員はまだまだヤる気だ。
誰も諦めちゃいない。こいつにはたっぷり恨み憎しみがある。
俺もまだ返しきれなくて何処にぶつけようかなと悩んでたくらいだ。

「やってやるよ!!今度こそてめぇをぶっ殺してやる!!」

全員が走り出し、やつめがけ攻撃をくわえようとしたその時だ。

「いえ、その必要はありません。」
「えっ。」

直接脳に響くような声。
その川澄綾子みてーなボイスが聞こえた次の瞬間、

「!」

葛城恋が、光の柱に呑ま
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