第四章
[8]前話
「それでひいお祖母ちゃん猫好きでずっと猫と一緒にいたせいか猫にです」
「凄くなのね」
「私みたいにだったそうです」
「ううん、ひいお祖母さんが猫の影響を凄く受けていて」
「そのひいお祖母ちゃんの生まれ変わりで」
「それでなのね」
「そうみたいです」
こう理恵に話した。
「どうも」
「そんな理由があったのね」
「不思議なお話ですよね」
「ええ、本願寺さんの猫的はひいお祖母さんが猫ちゃん達から影響受けてで」
「そのひいお祖母ちゃんの生まれ変わりで」
「成程ね、そんなことがあったのね」
「それで私も猫好きで」
自分もと言うのだ。
「お祖母ちゃんもお母さんもですが」
「代々で」
「家には今七匹います」
「それは凄いわね、それで一緒にいることからも」
「やっぱり影響受けてますよね」
「絶対にね、猫的であることにも理由がある」
理恵はしみじみとした口調で言った。
「そのことがわかったわ」
「影響受けて生まれ変わりで」
「そういうことね。じゃあこれからも猫ちゃん達と一緒にいて」
「猫的ならです」
それならとだ、遥も言った。
「そうしていきます」
「じゃあね」
理恵も応えた、そして遥はそれからも猫達と一緒にいて曾祖母の生まれ変わりならそれでいいと受け入れて生きていった。
遥は高校を卒業し大学に入って社会に出て結婚して子供が出来てからも猫の様だったと言われた、そしていつも大勢の猫を飼っていたがそれで幸せだった。彼女自身猫が好きだったので。
猫の様なのは 完
2021・2・11
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