暁 〜小説投稿サイト〜
レーヴァティン
第二百十三話 包囲してその六

[8]前話 [2]次話
「それにね」
「銃撃と術の攻撃もな」
「していこう、そうしてね」
「各個撃破していくな」
「敵は個々に叩け」 
 剛はこの言葉も出した。
「戦術そして戦略の基本だね」
「そうだよな」
「だからだね」
「ああ、水路に囲まれた狭い空間にいる敵をな」
 その彼等をというのだ。
「優先的にな」
「叩いていくね」
「そして徐々に水路も渡ってな」
「そのうえでだね」
「ああ、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「敵を徐々にな」
「追い詰めていくね」
「ああ」
 まさにというのだ。
「そうしていくな、あとな」
「あと?」
「水軍の主力はどうもな」
「あっ、王国軍連合王国軍の水軍とね」
「遭遇してな」
 そしてというのだ。
「決戦に入るみたいだな」
「湖のそれにだね」
「そっちはな」
「芳直君に任せるね」
「ああ」
 そうするというのだ。
「それで俺達はな」
「ここでだね」
「戦ってな」 
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「ここで勝つね」
「ああ」
 こう話した。
「そうするな」
「水路は幅も深さも色々でござる」
 進太はこのことを話した。
「だからでござる」
「どうしても渡れる場所とな」
「渡れない場所があるでござる」
「けれど船ならな」
「大丈夫でござる」
「だからな」
「ここは船をでござるな」
「そう考えて入れさせたが」
「正解でござったな」
「ああ」
 まさにというのだ。
「いいことだ、だからな」
「船も使って」
「縦横に攻めるな、相手の地の利は」
「封じて」
「そして攻めるな、そして敵が渡ろうとしたら」
 その水路の渡れる部分からだ。
「そこもな」
「叩くでござるな」
「そしてその渡れる場所からもな」
「拙者達は攻めるでござるな」
「ああ、迷路も道がわかれば楽さ」
 久志は笑ってこうも言った。
「じゃあその迷路の中でな」
「敵を殲滅するでござるな」
「そうしていくな」
 こう言ってだった。
 久志は自軍を動かしだした、まずは敵右翼の幾つかの水路で区分された数ヶ所の場所にいる騎士団軍をだった。
 集中して攻撃にかかった、見れば。
「場所をわかっているのかな」
「動きが一番いいね」
 清音は敵の動きを見て久志に言った。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ