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東方闇剣士
少年、闇の剣士に憧れて。
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ソウル「次はお前たちだ。行ってこい」


『世紀末…』


コマンダーダスト「ヒャッハー!!狩りの時間だァ!!」

ゴース・アノウ「こんな小悪党じみた奴らを出すとは、ソウルも物好きですねぇ?」

ソウル「そう見えるか?」

コマンダーダスト「見ててくれソウルの旦那!俺たちゃこの世界をワンダーワールドとは繋げねぇけどよォ、必ず人間共をぶちのめしてやるぜェ!」

ソウル「ついでに闇の剣士も討ち、その首をここに持ってこい。成功したら褒美は何でも取らせよう」

エビルタイガー「お前たちが逆に狩られないよう気をつけるがいい」

コマンダーダスト「誰が俺たちメギドを狩れるかよ!野郎共!!人間共を根絶やしにするぞ!!」

ダスト軍団『ウィーッハーッ!!』










???「おッ、俺……『大空(おおぞら) (すすむ)』!命蓮寺で居候してます!上條さん…いや、カリバー師匠!俺を弟子にしてください!」

上條「少年よ、私は弟子など取っていないんだが?」


私は困っていた。話は少し前に遡る。
さっきマミゾウと白ウォズと別れ、里に戻ってきたのだが、見ての通りこの少年が私の前に現れるや否や土下座しながら弟子入りを申し上げてきた。
鈴奈庵で住み込みで働く真理の探求者である私に何を教えろと?とりあえず弟子になりたい理由を聞くことにした。


進「俺、見たんです!里が変な世界に飲み込まれた時、あなたが変身してその元凶である妖怪を倒したのを!」

上條「妖怪……メギドのことか?」

進「メギド?あれ、メギドっていうのか…いや、そんなことより俺!昨日からあなたに憧れて仕方なかったんです!俺も師匠の弟子になれば……剣術を身につければ師匠みたく戦えると!」

上條「理由はそれだけか?」

進「お願いします!雑用でも何でもいいです!俺を弟子にしてください!!」

上條「……………」


私は土下座する進を黙って見ながら考えた。真剣な気持ちが伝わるのはわかる。だが。


上條「私には闇の剣士として全うすべき責務がある。お前も弟子以前よりも自分のすべきことを全うしろ」

進「でも……!あっ、師匠待ってください!師匠!!」


全く、何が「弟子にしてくれ」だ。私は進の言葉を無視し、ある場所へ向かう。
向かった場所は寺子屋。今で言う学校のようなもので、そこでは『上白沢慧音』という女が教師を務めているが、彼女もまた人間ではなかった。種族は獣人で、ワーハクタクらしい。
私はその慧音に昨日チルノがメギドに襲われたこと、永遠亭へ運んだこと、そして無事だったことを隅から隅まで話した。慧音はホッとしたような表情を見せる。


慧音「そうか……お前が助けてくれたのか。感謝
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