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幻想甲虫録
幕間2:白狼天狗のクワガタは変態という名の紳士?害虫?
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エクス「ウォオオオオオオオオオオオ!!」

夜摩「ひょえええええええええええ!!」

エクス「その癖を直してしっかり反省してから出直してこいクソカスがァァァァァ!!!!『ジャベリン』!!!!」

夜摩「ギィィィィィィヤァァァァァァァァァァ!!!!」


槍投げのごとく助走をつけ、相手を一気に投げ飛ばす技『ジャベリン』。投げ飛ばされた夜摩はそのまま地面に突き刺さってしまった。


エクス「この輩め……」


吐き捨てるように言うと、輝夜の元へ駆けつける。


エクス「姫、無事ですか?」

輝夜「なんとかね。それにしてもあの白狼天狗のミヤマクワガタ、本当にしつけがなっていないわね。どうにかならないのかしら?」

白狼天狗「夜摩!仕事サボってこんな所で遊んでたんですね!」

輝夜「あら、噂をすれば…」


夜摩のパートナーである白狼天狗が駆けつけてきた。彼女の名は『犬走椛』といった。


エクス「夜摩はお前の相棒だろう。あの性格はどうにかならないのか?」

椛「それができたら苦労しませんよ……ただあの癖がなければ……もう少し変態でなければ………まあ考えられる程度の優良物件なんですがね………」


椛はそう言ってため息をついた。










その頃、妖怪の山に落ちたヘルクレスはというと………。


???「あのー、俺のこと全部忘れていませんか!?俺の存在空気ですか!?オンドゥルルラギッタンディスカー!!!」


エクスと輝夜が救助に向かったにもかかわらず、夜摩のせいで忘れられ、ずっと地面に突き刺さったままだった。
そのヘルクレスは目が赤く、スペードが刻まれた銀の甲と角を持ち、そこに青と金の差し色が入っている。『ブレイド』、それが彼の名前だった。


ブレイド「誰でもいいから俺を助けてくださぁぁぁぁい!!!」
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