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幻想甲虫録
奥義、魂魄流六道断絶楼命断
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パートルネードスローと同じく羽を広げ、竜巻のごとく回転しながら空中へ飛び上がる。
だがそのナゲ技は何かが違う。ルリッドは不審に思ったが、その瞬間またあり得ないものを目の当たりにするとは思ってもみなかった。


ルリッド(どういうことだ!?今の時期、冬じゃないだろ!?)


なんと彼らの周りが吹雪と極寒に包まれていた。


ルリッド「∬∝§*※仝〒◎Ω℃¥£¶≒■±¢々Σ!?」


吹雪の中、平気なザミーゴとは対照的にルリッドは極寒のあまり舌が回らない。同時にルリッドの目から光がどんどん失われていく。


ザミーゴ「氷の力、思い知れ……!『ノーストルネードスロー』!!」


極寒で弱ったのを見計らい、上空へ放り投げたザミーゴであった。










その頃、ルリッドによって川に投げ飛ばされた藍とケイジロウはというと。


藍「ゴボボボボボボボボボボボ」

ケイジロウ「…………」


藍は背中と尻尾を水面から出して水死体のようにうつ伏せに浮かび、ケイジロウは頭が地面に埋まったように水面から体を出して気絶していた。
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