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幻想甲虫録
かませ虫のDEAD END
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考え事?非常事態だというのに。


フォルテ(あいつは練習のために魔法の森に行った………日花も心配してあいつの後を追って………ん?待てよ?チンピラ共は自分をボコボコにした日花を恨んでいるん……だよな?それにリリカをレ○プしようとしてたとも言ってたが………)


フォルテは不穏の空気に包まれた。もしそれが本当なら今頃リリカと日花は。
再び目を開けると、ルナサたちに再び目と体を向けた。


奏「こ、こ、こ、今度は何?八つ当たり?」

フォルテ「……さっきは怒鳴ってすまなかった。それよりルナサ。さっき何と言った?あの虫たちだと?」

ルナサ「う、うん…そうだけど…どうかしたのフォルテ?」

フォルテ「あの虫たち……つまりあのチンピラ共、メンガタとサビーのことか……リリカを襲った虫……魔法の森でメンガタとサビーに………ん!?」


目を大きく見開くフォルテ。窓の方まで飛び立ち、開けると、地面に降り立った。


メルラン「どうしたのフォルテ?こんな時間にお散歩する気?」

フォルテ「誰がお散歩と言った。リリカと日花を迎えに行くだけだ。それにあいつらに何かあったらすぐに助けなきゃならないだろう。もし日花が言ってたあのチンピラだったら………ダメだ、説明してる暇はない。留守を頼むぞ、お前たち」


自身の体を高速回転して土煙を起こし、地中に消えていった。先ほどまでフォルテがいた場所には大きな穴がある。


奏「確かリリカと日花が行ったトコって…………」

ルナサ「魔法の森って言ってたわね。フォルテが行っちゃったけど、もう手遅れなんじゃ―――――」

メルラン「やめてよ姉さん!それ以上不安にさせないで!今はあの子たちの無事を祈ろうよ!」

ルナサ「……うん。それもそうだね」










さて、ところ変わってリリカと日花がいる魔法の森の奥にて。
悪い予感は的中していた。日花以外にもルナサ、メルラン、フォルテの予想は当たっていた。リリカを襲ったチンピラ甲虫ことメンガタとサビーが練習中の最中に急襲してきたのだ。


日花「お前ら、マジで懲りる気ゼロなんだな。バカなの?いい加減諦めて―――――」

メンガタ「諦める?そいつはどうかな?」

日花「何?」

サビー「『ダンガン』!」


きりもみ回転しながら日花に体当たりしようとするサビー。日花は余裕綽々で吹き飛ばそうと構えるが。


日花「バーカ、見え見えだぜ!」

サビー「その気になっていた君の姿はお笑いだったよ」

リリカ「え………?」



ブーーーーーーン
ガツンッ



リリカ「!!!」

日花「なっ!?リリカァ!!」


そう。最初こそ日花が優勢に立ってい
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