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幻想甲虫録
魔王VS救世主
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いて!さっきのように普通に攻めたら………《《確実に負けるわ》》!」

ソウゴ「え……負ける!?どういうこと……なの?」

霊夢「早苗の言葉を借りるのはしゃくだけど………『常識にとらわれちゃダメ』なのよ!!だからあいつに負ける技を出しなさい!」

ソウゴ「あいつに負ける技………?早苗の『常識にとらわれちゃダメ』………?さっき俺はダゲキ技を出そうとしてハサミ技を決められた………………ってことは、そうか!俺の得意なトルネードスローを出せば―――――」



ガシッ



ソウゴ「あ」


言い切らぬうちに横から挟み込まれていた。


ゲイツ「よそ見なんかしやがって。『サイドスクリュースロー』!!」

正邪「やれやれぇ!」

ソウゴ「んぎゃああぁああぁぁぁぁあああ!!」


横から挟み込み、そのままの状態で後ろへ投げつける技『サイドスクリュースロー』。ソウゴをつかんだゲイツが回転しながら宙を舞った途端、しょうがないわねと霊夢がスペルカードを取り出した。


霊夢「ソウゴ、当たっても歯ァ食い縛りなさい!霊符『夢想封印』!!」


発動された霊夢のスペル。無数の赤札がソウゴとゲイツの周りを囲む。
隙は一瞬しかない。2匹が地面に背中をつける直前に白札を飛ばすと同時に赤札がソウゴとゲイツに襲いかかる。





ソ・ゲ「「!!!!!!!!!」」





弾幕はソウゴもろとも直撃した。だがゲイツにつかまれていたため、致し方なし。
地面から煙が立ち上る。すぐにソウゴの元へ駆けつけようとした霊夢だったが、目を疑うような光景を目の当たりにするとは知る由もなかった。


霊夢「ソウゴ、大丈…夫…………!?」


思わず足が止まる。霊夢が目にしたもの、それは。


ソウゴ「き、昨日よりひどいことにぃぃぃ………」

正邪「……まさかの虫シールドって………」

霊夢「嘘……あいつ、《《ソウゴを盾にしたの》》!?」


なんとゲイツにはかすり傷ひとつもない。
よけいボロボロとなっていたのはサイドスクリュースローを決められる際つかまれたソウゴだった。


ゲイツ「よそ見してたこいつが悪い。最も殺す気でやってるがな」


そのままボロボロのソウゴを放り投げる。
昨日の青太郎戦とは全く大違い。ソウゴが一方的に押されている。このままだと本当に殺されてしまう。


ソウゴ「くっ……そぉぉ……!」

霊夢「ソウゴ!しっかりしてよ!あんなのに殺されたら承知しないわよ!」

ソウゴ「わかってるよ…!わかってるけど…!」

正邪「こいつの泣き顔見たいと思わねぇか、ゲイツ?そろそろとどめさしちまいな」

ゲイツ「ああ……未来のためだ、許せ博麗の巫女
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