SAO編ーアインクラッド編ー
07.連撃技
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
二〇二四年六月二十四日 第六十二層・迷宮区
「おりゃぁ！！」
現在、俺は第六十二層の迷宮区を攻略の真っ最中だ。
第三十五層の迷いの森に出現したドランクエイプに似たモンスター《グランプロン》が消滅する。さすがにその強さは三十五層と比べものにならないくらいに強い。
「はぁ、はぁ、はぁ。さすがに一人で前線の迷宮区はキツイな」
「あれ、シュウじゃねぇか？」
聞き覚えのある声に振り返る。そこには、赤いバンダナと武士の甲冑がトレードマークのクラインとそのギルド《風林火山》の姿が。
「クラインじゃないか。お前も迷宮区の攻略か？」
「まぁな、お前もソロで頑張るな」
「まぁな、ソロが一番楽なんだよ」
「ここで会ったのも何かの縁だ。今日は俺たちと一緒に行動しねぇか？」
少し考えるが今日くらいならいいかと自分に言い聞かせる。
「それも、そうだな」
今日一日だけ、俺とクラインのギルド、風林火山で迷宮区の攻略に挑んだ。
「いやぁ〜、やっぱ強いな、シュウは。お前がいるだけで安定感がすごいな」
「そんなことねぇよ。お前のギルドのメンバーが強いんだよ」
ギルド《風林火山》のクラインを含む、六人で構成されたギルド。基本中年で作られたギルドだ。
迷宮区を奥へと進んでいくと、ついにボス部屋の扉が姿を現す。
「どうする、シュウ覗くだけ覗いてくか？」
「確かに次のボス攻略に役立つならその方がいいだろ」
ボスの扉を開ける前に大きく深呼吸をする。
「みんな、転移結晶は手に持っておけよ」
風林火山のメンバーの様子を確認する。
「行くぞ！！」
ボスの部屋の大きな扉を開ける。中はいつものように真っ暗で何も見えない。すると次の瞬間、扉が急に閉まる。
そして、ボス部屋に明かりが灯される。部屋の大きさはそんなに大きくなく周りは壁で覆われている。そして、部屋の中央部の地面に両手用大剣を刺したたずむ巨大な二足歩行の狼のようなモンスター。
「グォォォォォ！！！！」
モンスターの頭上には、《The Grape War》の文字と隣にHPバーが五本が現れる。
「撤退するぞ、クライン、みんな！！」
ボスの確認をしたので、ボスの部屋から撤退をする。が........！！！！
「転移、アルゲード！あれ？.....転移、アルゲード！」
「どうしたんだよ、シュウ？」
「嘘だろ！」
(また、あの悪夢が！！)
「.......転移出来ない」
「嘘だろ！転移、アルゲード！転移、アルゲード！なんでだよ！！」
クラインも試すが転移結晶は反応しない。風林火山のメンバーもやるが反応がない。
(また、この状況か
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除