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異生神妖魔学園
大きくなりました? 前編
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れから自分の身に降りかかる恐怖と悲劇を。さらに龍哉もそれを目撃するなど知る由もなかった………。


アルケー「うふふ、それではお2人さん、よい1日を?」





紺・龍「「先生!」」

野人「ウワァァァァァァァァァァ!!出雲君、赤川君、助けてェェェェェェェェェェ!!」


理科室の戸を開けるなり、野人がすごい勢いで飛び出してきた。


龍哉「ゴバッ!?」


野人に衝突したのは龍哉だった。当然避けられるはずもなく吹き飛ばされ、壁に激突する。


紺子「龍哉ァァァァ!!ちょっと先生、龍哉に体当たりって何してんだよ!!」

野人「話してる暇はないィィィィ!!とにかく理科室にィィィィィィ!!」


尋常じゃない野人のこの慌てよう。手を引っ張られ、理科室へ引き込まれる。
壁に激突した龍哉も立ち上がると、急いで理科室へ入っていった。


野人「こ、これを!これを見るんだ!!」


これもコーティアの仕業だろうか、3人の目の前には巨大かつ得体の知れないものがあった。
得体の知れないものを見て紺子と龍哉は絶句。野人は恐怖で震えるしかなかった。


紺子「嘘………でしょ………」

龍哉「まさかとは思ってたけど………植物も巨大化してやがる………しかも食虫植物って………」

野人「食虫植物じゃない……学園長が作ったといわれる『性欲を高揚させる植物』だ……!いつもなら成人男性の身長と同じぐらいのサイズなのに………」

紺子「どこで知ったの、その情報……?」

野人「学園長がそう言ってた……」


蛇とヤツメウナギとウツボカズラを合体させたような姿をした怪植物。今にも襲いかかりそうな様子で3人を見下ろし、液体を垂らしていた。
恐怖と不安に駆られ、3人は少しずつ後ずさる。


龍哉「学園長、あんな化け物も作れたっていうのかよ………!?」

紺子「そいつ作った学園長今どこにいんの……!?」

野人「それが………その………さっきまでいたんだが、急に校舎から姿を消したんだ………」

紺子「え…じゃあ今いないのかよ……!?」


そうこうしているうちに時は刻一刻と進んでおり、もうすぐ朝のHRを始めるチャイムが鳴ろうとしていた。


野人「そんなことより君たち…もうすぐ朝のHR始まるぞ……早く教室に行った方がいいんじゃないのか……?」

龍哉「わ、わかりました……おい紺子………」

紺子「うん……わかってるよ……でも足が………足が動かな―――――」



バグンッ



紺子「!!?」

龍哉「紺子!?」

野人「出雲君!!」


予感は的中した。怪植物が恐ろしい勢いで紺子に襲いかかり、頭からかぶりついたのだ。



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