暁 〜小説投稿サイト〜
異生神妖魔学園
みのりの華麗なる日常 後編
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
る。そもそもあんな髭を生やした男がコーティアの息子とは言いがたい。


紺子「けど…あの女の子だけ人間の気配がするんだが……」

辰美「え!?どういうことですか!?」


紺子たちの目的はどこへ行ったのやら。本来の目的はみのりを尾行すること。髭の男、女の子、そしてコーティアを見た3人はもう目的などすっかり忘れてしまっていた。
みのりもコーティアたちに気づいたのか、彼らに近づき、コーティアに話しかけた。


みのり「コーティア先生、こんな所で何を?」

コーティア「ん?おや、西田ではないか。奇遇だな。お前も街に用があったのか?」

みのり「ええ、お散歩しに」

コーティア「そうか。我は息子と娘のために買い物を終えて帰ろうかと思っていたところだ」


そう口にしながらも、コーティアはみのりに対して警戒していた。


コーティア(散歩……?あ、たぶんうちの娘のことだ。何かしでかすに違いない…………)

みのり「え!?コーティア先生、息子と娘がいたんですか!?」

コーティア「義理だがな」

髭の男「はぁ……何でみんな俺のファッションセンスがわからないんだ……?」

みのり「!?」


ため息をついた男の『威風堂々』と書かれたTシャツを見るみのり。当然紺子たち同様あまりのひどさに唖然としてしまった。


みのり「え、えっと……この息子さん………ファッションが奇抜すぎません?」

コーティア「やっぱり西田もそう思うか…見ろ玄徳、ドン引きされてるぞ?」

玄徳「え、誰が?俺が?何を?これを?マジで言ってんのか?」

みのり「ドン引きしま……………って、キャアアアアア!!幼女たんが!幼女たんがここに―――――」

コーティア「おい」


玄徳と呼ばれる男にくっついている女の子に目を向けるなり興奮し、抱きつこうとしたところを片手でみのりの顔をつかみ、アイアンクローをかけた。



ギシギシギシギシギシッ



みのり「イダダダダダダダダダ!!こ、コーティア先生何するんですかァァァ!?」

コーティア「どうやら悪い予感が当たったようだ………すまない玄徳、シャルロット。後で我が西田を説教しておく」


ところがその瞬間、みのりの猫耳がピョコンと動いたかと思いきや、コーティアのアイアンクローをかけている腕をつかみ、顔から引き離した。
コーティア以外に義理の息子と娘が驚く中、みのりはすかさずコーティアを背負い投げ。彼を地に伏してしまった。


紺子「何ィ!?おい嘘だろ!?」

竜奈「あんなきれいな背負い投げ、見たことがない……」

辰美「ロリコンってそこまでの力を持ってるんですか……!?」


驚いていたのは紺子たちも同じだった。
背負
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ