みのりの華麗なる日常 前編
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。引きちぎられた腕には銃創…焚き火の跡のそばには人間の骨………」
紺子「一体誰がこんなことしたんだか………」
すると紺子のスマホにまた着信が入る。着信画面を見ると、今度は『魚岬辰美』とあった。
紺子「今度は辰美かよ………もしもーし?」
辰美『おはようございます紺子様!紺子様、今日暇ですか?』
紺子「暇っちゃあ暇だけど……今カズミンと新聞読んでたんだよね。で、何の用?」
辰美『ああ、よかった!私たちにつき合ってくれるんですね!それで電話したわけなんですが―――――』
紺子「……あ〜、それ私も気になってたんだわ。あのロリコン猫又残念美人先生の生活」
辰美『言いすぎ言いすぎ!それでなんですが、竜奈さんも誘って私たち3人で今日1日みのり先生を観察しましょうよ』
紺子「んで、待ち合わせ場所は?みのり先生の家の前?わかった。んじゃ」
電話を切り、紺子は一海にすまなそうな顔をする。
紺子「悪りぃカズミン、お前今日留守番しててくれない?」
一海「え、何で急に?」
紺子「ちょっくらみのり先生の私生活を覗きにな。辰美から電話来て、あの美人の猫又の皮を被ったロリコン変態クソ親父がどんな生活してるか観察しようって魂胆」
一海「さっきよりひどく言ってない!?出雲姐ちゃん、さっきロリコン猫又残念美人教師って……」
紺子「気にすんな。それにカズミンも連れてきたら絶対見つかると思うし……」
一海「あー……そういえばみのり先生、僕たちを見た瞬間興奮してたなぁ………」
紺子「マジか……まあそんなわけで留守番頼むわ。寂しい思いをするだろうけど」
一海「うん。気をつけてね?」
そうして紺子は家から出て自転車に乗り、辰美と竜奈が待つみのりの家に向かった。
去っていく紺子を見送った後、一海は部屋に戻り、ある写真立てを見つめる。
一海「…………父さん……母さん……」
写真に写っていたのは一海の家族、藤井一家。一海は両親を寂しそうな目で見つめた。
それらは闇音に殺された両親まさにそのものだった。
その頃、待ち合わせ場所であるみのりの家の前にて。
竜奈「待たせたな辰美」
辰美「竜奈さん!お待ちしていました!」
まだ紺子は来ていないが、辰美に言われた通り竜奈がみのりの家の前に到着した。
竜奈「おい、紺子はどうした?ちゃんと連絡したのか?」
辰美「紺子様ですか?来ると言ってましたが―――――」
チリンチリーン
辰・竜「「?」」
遠くから自転車のベルが聞こえてきた。振り向くと、自転車に乗った紺子が辰美と竜奈に近づいてきてい
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