第一章
[2]次話
女性兵士と猫
クリスティン=ボールディンはアメリカ陸軍に所属している。ブロンドを長く伸ばしておりすらりとして引き締まったスタイルだ。
その彼女は今アフガニスタンにいる、もう八年になる。
その彼女は今銀と黒の縞模様の二匹の大きな耳を持っている猫と一緒にいた、そのうえでカブールの動物病院にいて獣医のハム=コンスタブル白い髪の毛でグレーの目の大柄な中年男性に語っていた。
「出来ればです」
「その子達をですね」
「母親と男の子でして親子なんです」
「ニャ〜〜〜」
「ナァ〜〜〜」
見れば大きさは大小だ、そして息子の方は右の後ろ足が不自由な感じだ。
「母親はメグ、息子はフェリックスと名付けました」
「いい名前ですね」
「ご飯をやったら懐いて。ですが基地なので」
「猫は飼えないですね」
「どうしようかと思って」
「その子達を飼いたいですか」
「メールでアメリカの両親に相談しますと」
そうすればというのだ。
「もう一匹いますが」
「猫がですねマロニーといって白地に茶色の毛の雄です」
「その子とですね」
「一緒に飼いたいとのことで」
「それでアメリカにまで、ですね」
「どうにかなりませんか」
「はい、物品扱いになって飛行機で送れば」
それでとだ、獣医はクリスティンに答えた。
「出来ます、色々手続きも必要ですが」
「ではお願いします」
クリスティンは笑顔で応えた。
「折角の縁ですから」
「引き取って」
「私ももうすぐアメリカに戻りますし」
「一緒にですね」
「暮らします」
「ではそうなる様に及ばずながら」
協力させてもらうとだ、コンスタブルは笑顔で応えた、そうしてだった。
二匹はクリスティンの帰国前に先にアメリカに入った、そしてだった。
「ニャ〜〜〜」
「ウニャ〜〜〜」
「ミャ〜〜〜」
彼女の実家で先住猫のマロニーと早速仲良くなり幸せに暮らした、帰国したクリスティンはその彼等を見て笑顔になった。
三匹は仲良く暮らしている、クリスティンはその様子を同じ舞台になったジュリー=コルデス金髪でブルーグレーの目の彼女に話した、すると。
彼女の家に案内された、そこで銀と黒の縞模様の雌猫を紹介されて言われた。
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