闇と闇の激突
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の王者の口が開かれるとともに、キャスターは両手を収束させた。
「ジェノサイドブレイザー」
恐竜の口とキャスターの腕が重なり、あたかも恐竜が熱線を吐いたようにも見える。
その巨大な炎の柱は、難なくフェイカーを捕らえ、どんどん上昇していく。
「……!」
やがてキャスターは、その右手をぎゅっと握る。すると、炎はやがてキャスターの位置に集中し、爆発。
だが、戦いの花火が散ったあとは、そこにフェイカーの姿さえもなかった。
「……仕留めたのか?」
ウィザードの近くに着陸したキャスター。
彼女はウィザードの言葉に直接は答えず、フェイカーがいた箇所を睨んでいた。
「手応えがなかった。……逃げたか」
「……」
ウィザードは変身を解除して、キャスターと同じ個所を見つめ上げる。
「アイツ、まどかちゃんをどうするつもりだったんだろう?」
ハルトは、背負った、気絶しているまどかを見返しながら呟いた。
その問に、キャスターが答えるはずもなかった。
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