バステト様からの依頼!神罰代行!
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…」
綾野「気にしないでください。私はマスターが大好きなんです。あなたもそうでしょう?『綾野先輩マジ大好き!』と言っていたではありませんか」
一海「ていうか先輩。何で先輩って出雲姐ちゃんをマスターって呼ぶんですか?」
綾野「私の動力源は基本ガソリンですが、1週間に1度補給する必要があります。歯車を回せば必要ありませんが、去年1度だけ怠ってしまいました」
龍哉「ロボットでもミスすることってあるんですね…」
綾野は話を続ける。
綾野「命が尽きそうな中、このマスター……出雲紺子様が歯車を回してくれました。実は私には最初に私にガソリンを補給させるか歯車を回してくれた人をマスターと認識するシステムが導入されているんです。そのシステムが働いたのをきっかけに、私は紺子様をマスターと認識するようになりました」
龍哉「そんなことが……紺子、ちょっと羨ましいぞ…………」
紺子「いや、あれはたまたま私が助けただけで…」
一海「とか言っちゃって、ホントは先輩のこと好きなんでしょ〜?」
紺子「違げぇよ!!よってたかって好き勝手言いやがって!!もうその話はおしまい!!//////」
顔を真っ赤にしながら怒鳴った。それを見ていた神守は。
神守「話を戻すぞ。お前たちを呼んだのは猫をいじめる奴の件を聞いてほしかっただけではない。あいつに罰を与えてほしいことも含まれている」
綾野「罰?」
神守「我が口で言っても全く通じないからな。そこでだ、奴にトラウマを植えつけてほしいのだ。意味はわかるな?殺す必要はないが、まずは奴を動けないように縛り、空き缶や小石をぶつけろ。特に螺子巻。お前が罰を与えると絶対お前に恐怖し、二度と表へ出れなくなるだろう」
紺子「あ〜、綾野先輩ならやりかねないだろうなぁ……」
綾野「無論そのつもりです。神守先生は殺す必要はないと言いましたが、システムを起動させればいつでも殺せます」
龍哉「やめてくださいよ綾野先輩!!マジで冗談に聞こえませんから!!」
うろつくより家の前で待てばすぐに犯人が見つかると言われたのだろう。神守の家を出た紺子たちは彼女の家の門の前で待機することになった。
龍哉がふと紺子の方を見ると、なぜかたそがれていた。
龍哉「おい紺子、何たそがれてんだ?」
紺子「いや…………猫って聞いて昔うちで飼ってたモーちゃんを思い出してたんだ」
龍哉「モーちゃん?」
首をかしげる龍哉。こいつ猫なんて飼ってたか?という不思議そうな表情を浮かべた。
紺子「私が名づけたんだ。冬だったかな……だいたいその時期に私が拾ってきたんだよな。生後5ヶ月ぐらいでさ、しかも死にかけてたから…」
一海「死にかけて
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