暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSUR8其は戦天使にして堕天使の頂点なる者〜Guardianbellg〜
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界内から完全に消失したのが判る。まぁ、元より今後必要になることはないから問題ないが、同盟軍の神器の消費は少し寂しいな。

「(もうそろそろと思うが、さらにダメージを与えておくか)軍神の戦禍(コード・チュール)!」

アースガルド同盟軍に所属している全魔術師の神器、残るおよそ3800本を空に一斉展開。待機させている中でも神器が勢いよく消失し始める。もう少しだけもってくれ、と願いながらガーデンベルグが出てくるのを待つ。

――浄火・斬烈閃――

氷の要塞の中央にそびえ立つ尖塔から火炎斬撃が四方八方に放たれ、要塞が轟音を立てて崩壊していく。場所は変わらないようだ。要塞内を力ずくで移動したり、穴を掘って地下を移動したりするかもしれないと考えていたのだが・・・。

――最速神駆(ヘルモーズ)――

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

『ロックオン完了! いつでも大丈夫だよ、マイスター!』

「ジャッジメント!」

脇構えで“ユルソーン”を構えたガーデンベルグが突っ込んで来た。あの子は“ユルソーン”の能力を発動させていて、剣身が七支刀のように枝分かれしたものに形態変化している。あの形態になると、直接斬られずとも近寄っただけで柄を握っている者以外に呪いを振りまく病原菌感染源のようなものになる。アイリのサポートでそんなあの子へと全神器の先端を向け、号令の下に下位神器の第一波を射出した。

「真技!!」

“ユルソーン”全体から赤黒い魔力が噴き出し、周囲の氷の瓦礫を一瞬で溶解させる。そして魔力は鳥の羽根のような形をした長大な魔力刃へと変化し、一振りで迫りくる下位・中位神器を一閃のもとに消し飛ばしていく

「呪刻・斬烈閃!」

真っ向からの振り下ろしの一閃だが、再度下す「ジャッジメント!」の号令によって上位神器を射出。上位神器の集中砲火を受けたことで、“ユルソーン”の一閃は俺から大きく逸れた。それでもなおガーデンベルグは俺との距離を詰めようとしてくる。

「確かにお前の全力を見せてもらった! では、こちらも全力で行くぞ!」

――最高神の神槍(コード・オーディン)――

今手にしているオリジナルの“グングニル”に加え、複製“グングニル”を4本と展開。投擲すれば必中するという能力を発動させて、「往け!」とオリジナル“グングニル”を投擲すると同時、俺の周囲に待機していた複製“グングニル”もガーデンベルグに向かって放たれた。

「っく・・・!」

――高き者にして強き者(バリエンテ・ディオス)――

ガーデベンルグの体を穿とうと5本の“グングニル”は空を翔け、あの子は“ユルソーン”での迎撃や回避を余儀なくされる。俺への接近も攻撃も出来ず、掠り傷もどんどん増やしていくあの子に申し訳なさ
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