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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSUR8其は戦天使にして堕天使の頂点なる者〜Guardianbellg〜
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の炎熱術式はもちろん、自然な炎熱、自身の炎熱すらも吸収して自己強化できる優れものだ。その術式を使って、“レーヴァテイン”と“シンマラ”に炎熱を集束させる。

「「おおおおおおおおおお!!」」

“ユルソーン”を八相の構えて突っ込んで来ているガーデンベルグに、まずは“シンマラ”による突きを繰り出した。“シンマラ”はおよそ2m半の長さで、“ユルソーン”の剣身は1m半の長さだ。リーチで有利な俺の刺突を、あの子は“シンマラ”を叩き落とすように全力の振り下ろしで迎撃し、穂先が地面を穿ったところで柄を踏みつけた。

「光瑳・斬烈閃!」

熱波震断刃(アセッソ・グーミ)!」

銀光纏う“ユルソーン”と、発熱して真っ赤になっている“レーヴァテイン”が激突。強烈な火花が俺とガーデンベルグの間で激しく散り、互いの体に一撃を打ち込もうと鍔迫り合いになる。互いに大剣であるため、至近距離での連撃は出来ない。力で押し負けた方が斬られる。

「アリス!」

――はい! 捕えて見せます!――

――一方通行(サンダルフォン)の聖域――

「あ・・・!」

「カーネル!」

――おう! 母なる大地の一撃、受けてみな!――

――巨人の拳打(ジガンテ・プーニョ)――

ガーデンベルグを桃色の三角錐状の結界に閉じ込め、神器化スキルで突破されるより早くカーネルの術式、岩石で構築された一対の拳で檻を挟み潰した。

「シェフィ!」

――うんっ! 行こう、ルシル!――

一足飛びで十数mと後退した俺は、“レーヴァテイン”と“シンマラ”を解除し、すべてが魔石(クリスタル)で出来たシェフィリスの神器、神造兵装10位である神杖“ガンバンテイン”を具現化。急上昇して空に上がり、“ガンバンテイン”の先端にある球状の魔石に魔力を込める。

――真技!――

氷葬大結界(プスィフロス・エヴィエニス)真百花繚乱(ヒョノスィエラ・カタストロフィ)!」

魔石よりガーデンベルグの周囲八方に放たれる冷凍砲撃8発。地面に着弾すると同時にその地点に巨大な氷の尖塔が発生。尖塔からあの子が閉じ込められている結界へと氷結の魔力流が地面を凍結させながら駆け抜け、そして結界に着弾。結界を飲み込むほどの巨大な尖塔が天を衝くように生み出され、その周囲にも大小様々な尖塔が放射状に発生し、最終的に氷の要塞と化した。

「グングニル!」

“ガンバンテイン”の具現化も解き、左手を空に伸ばした。するとどこからともなく“グングニル”が飛来し、俺の左手に収まった。

『マイスター! 連合魔術師たちの神器を全消費! 同盟魔術師の神器の消費を開始するね!』

『ああ!』

レオン達の記憶は残っているが、“エインヘリヤル”や術式、神器などが創世結
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