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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSUR8其は戦天使にして堕天使の頂点なる者〜Guardianbellg〜
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義・熾天聖の剣閃(セラフィック・セイバー)――

フノスの真技は魔力消費どころか今の壊れかけの俺の体では負担が大きすぎて使えないため、真技に次ぐ威力を誇る奥義の1つを発動。

――女神の疾翔(コード・グナー)――

轟々と燃え盛る“グラム”の柄を両手持ちし、両腕を伸ばして“グラム”を突き出した構えで発動するのは超高速突進術式。脇腹を再生させつつ距離を取ろうとしているガーデンベルグに突撃。あの子は“ユルソーン”の腹をこちらに向け盾とする構えを取った。“グラム”の剣先が“ユルソーン”の腹と激突。

「「おおおおおおおおお!!」」

脇腹の再生がまだ済んでいないガーデンベルグは宙ということもあって踏ん張り切れず、俺と共に地上へと突っ込み、そして背中から何度目かの激突となった。あの子の体の前に今なお盾として構えられている“ユルソーン”の腹を足場として俺は着地した。柄を握る右手、腹を支えている左手、その両方を封じてやった。“グラム”の具現化を解除し、次の術式を発動する。

「フォルテ!」

――ん。行こう、ルシル――

――復讐者の縛刺槍(ブリュタル・クルウ)――

フォルテシアの神器、神造兵装13位の“宵鎌レギンレイヴ”を具現化して、フォルテの攻撃性能の無い対人拘束術式を発動する。ガーデンベルグが背中を付けている地面から生えるのは細長い円錐状の影槍13本。それらが両腕両足や胴を貫き、この空間に固定した。それを視認して、俺は“レギンレイヴ”で“ユルソーン”を二度三度と斬りつける。

『マイスター! 神器およそ1000本を消費! 大台に突入!』

『了解。このままアイリは俺の体の維持に注力してくれ』

『ヤヴォール!』

「イヴ姉様!」

――ええ! 存分に使いなさい!――

――高き者にして強き者(バリエンテ・ズルード)――

“ユルソーン”の神秘に負けた“レギンレイヴ”が砕け、ガーデンベルグを貫いて拘束していた影槍も、再び神器化されたことで一瞬にして粉砕されたが、すでにイヴィリシリア姉様の神器、神造兵装4位である“神剣ホヴズ”の具現化は済んだ。“ホヴズ”で“ユルソーン”を1回だけ斬りつけてからあの子の腹に突き刺して、もう一度地面に縫い付ける。

「ジーク!」

――判りました。我が雷霆、奮ってください――

力帯“メギンギョルズ”を腰に巻き、籠手“ヤールングレイプル”を左腕に装着し、それでようやく操れることが出来る神造兵装3位の“天槌ミョルニル”。ガーデンベルグの腹に突き立っている“ホヴズ”の柄頭に狙いを定めて“ミョルニル”を振り上げる。

「いい加減に降りてくれよ父さん!」

「むっ・・・!」

ガーデンベルグは俺が足場にしていた“ユルソーン”を力ずくで振り払い、俺を宙
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