ファーストフード恋愛疑惑!?
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はもちろん、ぎょっとした野人と大狼も紺子たちの方を向く。
野人「うわああああああ!!!う、うちの生徒たちがなぜここにィィィィ!!?」
大狼「知りませんよぉ!!ていうか私たちの行動全部見られてたかもしれないですぅぅぅ!!」
文字通り大パニックになる2人。困り果てた野人が立て続けに叫ぶ。
野人「皆さんホントに勘違いしないでください!!別に私たちは恋愛とかそういったものでここに来たんじゃありませーん!!自分の身長とかそういうのについて話してただけなんですー!!!そして大狼先生は狼より犬に見えたのでその気分で大狼先生にあーんさせてただけなんです!!!これホントにホントなんです!!!お願い信じてー!!!」
大狼「伊佐先生落ち着いてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
野人「ゴファ!?」
叫びすぎが原因か、野人は吐血してしまった。
紺子「え?これ全部私のせい?」
一海「そりゃそうでしょ!!」
牙狼「伊佐先生叫びすぎて血まで吐いたんだよ!?『恋愛ィ!?』とか言っちゃってさ!さすがにないよ、それは!」
紺子「やっぱり……」
口から血を流した野人が紺子に近づく。吐血して満身創痍なのにまだ叫ぶのかと思っていたが。
野人「出雲君……お願いだ…今日君たちが見たこと……全部…内緒にしてくれないか………?」
息も絶え絶えになり、顔色も悪かった。だがその表情からは必死という文字が浮かんでいた。
野人「このことが他の生徒たちや……先生にバレたら……我々はもう教師として生きていけない…………」
紺子「…………」
野人「頼む………ホントにお願い………」
紺子「あ、ああ…わかったよ」
野人「ダメだ………め、目の前………に………は、花畑………が…………………………」
野人の意識はここで途絶えた。
大狼も必死に懇願して紺子もそれにうなずくと、倒れた野人を抱えて店を出ていった。
紺子「な、なんかちょっと……複雑な気分……」
その頃の異生神妖魔学園。辰蛇はまだ放送室内で逆さ吊りの状態だった。
辰蛇「フゴォォォォ!ホゴォオオオオオオ!」
いつの間にかボールギャグを噛まされており、その穴からよだれを垂らしながら必死に助けを求めていた。
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