邪龍歩ミシ武之道
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でいるのだろう。
ワコ「あーもう!宇佐間先生より竹刀の方が扱いづらい!ワコより大きいから小学生がおもちゃで遊んでるように見えちゃうよ!」
ラインハルト「言われてみればそう見えなくもない」
ワコ「これよりもっと小さいのないんですか?」
ラインハルト「すまないがそれしかない。慣れるまで我慢することだな」
ワコ「え〜、そんなぁ!」
綾野「………危険を察知。どうやら私のデータにミスがあったようです」
牙狼「え?」
綾野「舌寺が意識を取り戻しました。あの様子からすればラインハルト先生の首筋を舐めるつもりです」
綾野の言う通り、舌寺は本当に意識を取り戻して立ち上がっており、ラインハルトを興味深そうに見つめている。だが彼を舐めたら間違いなく罰は逃れられないだろう。そんな不安も漂ってくる。
やがて舌寺は覚悟を決めた。舌を伸ばし、ラインハルトに気づかれないよう首筋を舐めてみた。
牙狼「あ」
遠呂智(終わったなこれ)
舌寺「こ、この味は………!『殺るといったら殺る』という味がする!!」
やがて全員は何が起きたかわからなかったというような目をした。
舌寺「あ゛びぇ!!?」
全員『!!?』
剛力「あ…あれ!?ラインハルト先生!?」
変な声をあげて倒れる舌寺。さっきまで隣にいたラインハルトがおらず、見回す剛力。
倒れた舌寺の背後にはいつの間にか竹刀をついたラインハルトが少し彼から離れた場所に立っていた。
ラインハルト「………………斬り捨て御免」
舌寺が変な声をあげて倒れた理由がよくわかった。
ラインハルトが目にも止まらぬ速さで竹刀で舌寺を叩いたのだ。
綾野、竜奈以外全員『舌寺ィィィィイイイイイィィィイイイィイイイイイイイィ!!!!』
ラインハルト「汝、我が刃に取るに足らず」
かなりダメージが大きかったのだろう、牙狼たちがいくら声をかけても舌寺は目を覚ますことはなかった。だがラインハルトによれば「力を加減しておいた」とのこと。力は竜奈には劣るだろうが。
その後の授業は何事もなく平常進行。やがてチャイムが鳴り、授業終了の合図を知らせる。
王臥「やっと終わりましたか…」
剛力「お前ら、次も授業なんだろ?早く着替えて準備するんだぞ」
轟(竜香)「剛力先生、そのことなんですが……」
剛力「どうした?」
轟(竜香)「ラインハルト先生がいつの間にか着替え終わってて……」
剛力「?」
確かに剣道着からいつもの軍服に着替えていた。ラインハルトは無言で近づいてくる。
ラインハルト「………………………」
他の者も唖然としている。そしてラ
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