変態マッチョマンとドジっ子フェンリル
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」
だがこの中に龍華はいない。ご存じの通り、先ほど紺子によって竜巻にされた。それが原因で現在トイレで胃の中のものを全て吐き出していた。
しばらくして体育館に剛力にお仕置きされた教師2人が入ってくる。顔面パンチされた筋肉ムキムキのハゲ頭の宇佐間、顔面にパイをぶつけられたフェンリルの大狼だった。
宇佐間「フハハハハハハ!ハーッハハハハハハ!」
大狼「はわわっ!ちょっと、宇佐間先生!?何笑ってるんですかぁ!?」
宇佐間「春なのにこの肌寒さ!ツルツルの頭の俺には参るねぇ!」
龍哉「冬終わったばっかなのにどんだけ元気なんですか?ていうか脇毛だけボーボーって……」
宇佐間「いやー、下の毛と脇毛はボーボーなのに頭はツルッツルなんだよなぁ〜。筋肉まだまだ育ち盛りなピッチピチの80歳なのに」
冷火(嘘つけよ!ジジイじゃねーか!見た目40のハゲたオッサンが80なわけあるか!)
辰美「それにしても宇佐間先生の筋肉、いつ見てもかっこいいですね。ハゲてなければですが」ボソッ
宇佐間「おお!?そこの人魚の君!俺の筋肉がかっこいいって!?」
辰美「はい」
冷火(聞いてねぇ!!さっきの『ハゲてなければですが』絶対聞いてねぇ!!)
宇佐間「く〜〜っっ!俺のかっこよくてプリティーな筋肉を褒めてくれる子がいるなんてなかなか見る目あるじゃないか!」
自分の両腕にキスをしながら言う宇佐間。彼のテンションについていけない大狼。
大狼「もうホントにこの人筋肉バカですぅ……そういえば龍華さんは?」
司「あいつならトイレで吐いてるぜ」
大狼「今日やることですが………」
宇佐間「今日は体力測定っ!君たちの運動神経、この目ではっきり見せてもらうぞ〜!」ガッキーン!!
宇佐間は自分の筋肉をアピールするようなポーズを決めた。同時にこう思った。
宇佐間(今日も決まった!毎日鍛えられた我が筋肉は永遠に不滅!筋肉こそ正義!筋肉は裏切らない!筋肉を愛し、筋肉に愛された男!そう、俺こそがスーパー体育教師…宇佐間論子ッ!!)
大狼「な…なんか宇佐間先生が自分の世界に入っちゃったみたいなので、とりあえず始めましょう。体力測定になりますが、その前に体操です」
全員『はーい』
宇佐間「体操指導も俺の役目。みんな、俺についてこい!」
紺子「や、ヤバイ…!まさか、いつものあれが!?」
宇佐間「膨れ上がれ、我が筋肉よ〜〜!!」
大狼「う、宇佐間先s」
宇佐間「フンッ!!」
バリバリビリィッ
上半身のタンクトップが破けた―――――
かと思いきや、破けたのは下半身。つまりジーンズだった。
パンツだけは破けなか
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