昼食最高!お残し厳禁!
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理である。伊勢エビが入っているのが遠くにいてもわかるほどはっきり見えた。
だが大食らいの辰美と仁美には関係なし。夢中でどんどん食べていき、弁当の中身はもうほとんど入っていなかった。
龍華「やっぱあいつらスゲェ…」
紺子「な?」
一海「すごいけど引くわ怖くて…あの2人太らない体質なのかな?」
紺子「うん。あいつら、昔はっきりそう言ってたし」
ジャック「ゴリャアアアアアアアアア!!!!せっかくアタイらが作った料理をこんなに残しやがってぇぇぇぇぇぇ!!!!」
紺・龍・一「「「!!!?」」」
突如ジャックの怒号が食堂中に響き渡り、紺子たちは驚きのあまり転びそうになった。
見ると残したであろうボロボロのセーラー服を着た少女がヘラヘラと笑っていた。
紺子「あっ(察し)」
一海「びっくりしたぁ…ジャックさん何があったの?」
龍華「あれから見て先輩、昼飯残したみたいだな。ナイフ持ってるからあれが始まるぜ」
ジャック「留年111年目の残年生、富士美弥妃ィ…!アタイがいるにも関わらず残すなんていい度胸してるじゃないか…!」
美弥妃「だって私、もうお腹いっぱい!お腹いっぱいなの!」
ジャック「あんたは食べ物の大事さがわかってないみたいだね……残飯はいつも誰が処分すると思ってるんだい……!?」
美弥妃「えー?知らない。知らないよーん」
ジャック「知らない…!?残したみんなには責任かかってるのに、あんたは『知らない』だぁ…!?」
美弥妃「だって私、美味しいものが食べれれば嬉しいんだもーん」
ジャック「もう頭に来た!!口で謝ってもまたやるかもしれないし、土下座しても絶対に許さん!!あんたの体で教えてやろうじゃないかい!!ジャックおばはん流お仕置き、『地獄壁ナイフ』を見せてやるわァァッ!!!!」
ジャックは隠し持っているナイフを取り出し、そのうち1本を壁に投げつけた。
刃先は見事に刺さり、美弥妃の顔にギリギリ当たるところだった。
一海「ね、ねえ…あれって……」
紺子「そうなんだ。夏芽さんとジャックおばちゃんが作った料理を残すと、ああやってジャックおばちゃんがキレて地獄壁ナイフの刑を受けることになるんだ」
一海「はぁ!?何それ!いくら残したからってあそこまでする!?見てる方も怖いけどやられる方は……!」
紺子「1回頼んでみるか?トラウマになるから」
一海「嫌だよ!!残したらされるんでしょ!?てか僕出されたものは全部食べる方だし!!」
2人が話している一方でもジャックのナイフ投げは加速していた。
美弥妃「面白ーい!もっとやってー!もっとやってー!」
ジャック「チェストォォォォォォ!!」
最後の1本が
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