朝のHR→国語
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ね?」
ディーゴ「だったら龍哉か?」
龍哉「紺子だと思うぞ?」
紺子「私だ」
ガタタタタッ
バッタンッ
クラスメイトたちは全員机ごとずっこけ、ヴォイエヴォーテは教卓の天板を顔にぶつけた。
ヴォイエヴォーテ「何を威張っているんだ!!日直ならちゃんと手を挙げんか!!」
紺子「もう、先生ってジョークわかんないの?」
ヴォイエヴォーテ「ジョークとかそういう問題じゃないだろ!そんなことよりさっさと進めんか!話が進まん!」
紺子「あいよー。起立。礼。着席」
ヴォイエヴォーテ「欠席者は0か…もうしばらくしたら授業が始まるが、昼休み後には全員体育館に来るように。1年とのレクリエーションがあるからな。よし、朝のHRはここまで。この後国語の授業があるからそれまで準備しておくように」
ヴォイエヴォーテは資料をまとめ、紺子から反省文を受け取り、教室から出ていった。
龍華「紺子、お前さ……さっきジョークって言ってたけど、さすがにわざとだろ?」
紺子「いえ、マジなジョークです」
龍華「泣き虫な割には何でふざけんのかなぁ………」
辰美「紺子様〜、1時間目って何時からでしたっけ〜?」
紺子「んあ?8時50分だぜ」
辰美「わかりました。ありがとうございます」
司「ヤッベ、初日から教科書忘れちまった」
龍哉「大丈夫だよ、俺が貸してやるぜ」
司「悪りぃな。俺様最近物忘れがひどいからな。窮地に教科書を得るってのはこのこった」
冷火「その年でもうアルツハイマー!?(いやマジあり得ねぇよ!てゆーか何初日から忘れてんだよ、アホか!)」
ディーゴ「お、俺も忘れてもた!なあ紺子、貸してくれね?」
紺子「ハァ!?だったら隣に頼めや!何私に頼んでんだよバカか!てかお前も初日から忘れてんじゃねーよオンボロ機関車!」
ディーゴ「何じゃと紺子!やったろかゴラァ!!」シュウウウウーッ
そう、紺子の言う通りディーゴは車掌の姿をした蒸気機関車の付喪神。鼻から白い煙を出しながら怒鳴ると、紺子の胸ぐらをつかんだ。
紺子「え、ちょ…マジで?ヤバイ、轢かれる…!」
ディーゴ「泣き虫狐の分際で偉そうな口叩くとはいい度胸じゃな、おい!轢きはしねぇが今から表出んかい、あ!?」
紺子「え……嫌…お願い、待って………」
紺子は泣きそうな顔で懇願するが、ディーゴは気づいていなかった。
これから自分の身に起こる悲劇を………背後から大口を開け、鋭い歯をむき出しにした仁美が迫ってきていることを………。
仁美「喧 嘩 は や め ま し ょ う ね デ ィ ー ゴ く 〜 ん ?」
ガ
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