ラッキーカラー レッド
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の案件とやらは何事でしょうか? ご飯は早く食べ終われるけど、休憩はしておきたい派なんだよね僕」
どうせくだらない用件だと察したのか、レクルト閣下が嫌味を言う。
「今日の色は赤なんだってさ」
「?」「?」「……っ!」
突然の色発表に私共々『?』だ……一般兵士を除いて。お前、何を知ってやがる!
「ピピン大臣。何の色か分かるかい?」
「い、いえ……小官には見当も付きません」
小官にも付きませんですわ閣下。
「レクルト君には……分かるかなぁ?」
「わざわざムカつく言い方をするって事は、誰かのパンツの色かねぇ?」
何でパンツの色の事で軍の高官が呼び出されるのよ!?
「お前凄ーな!」
「え、当たり!?」
ウソ、マジで!?
信じられないという思いが大きいが、急に何故だか呼び出されている一般兵士の存在が疑問になり、ウルフ閣下以外の全員(私やこの部屋に居た少数のスタッフ)の視線が奴に集中する。
まさかお前のパンツの話題で呼び出されている訳じゃぁないよな!?
「もうレクルト総参謀長には、誰のパンツの事か見当付いてるんじゃないかな?」
「はい……分かります。彼(呼び出されてる一般兵士)の持ち場と警備の時間帯で……」
流石は総参謀長殿……なのか?
「い、一体誰のパn……下着の事なのですか?」
「察しが悪いなぁピピン大臣は」
ええ察しが悪いですわ……わざわざ軍の高官を呼び出す案件になる人物、彼女でしょうね。
「おいムッカーイ君。察しの悪い上官に説明して差し上げなさい(ニヤニヤ)」
「は、はい……」
あの一般兵はムッカーイという名前か。憶える必要は無いだろう。
「そ、その……きょ、今日の……リュリュさんの……下着の色でありま……す」
「何でお前がそんな事を知ってるんだ!?」
ピピン大臣の疑問は尤もである。
「あぁピピン大臣……そんなに怒らないでやってくれ。今回は別に叱ろうと思って呼び出した訳じゃないんだ。所謂注意喚起?……ってやつ」
「あ、はぁ……注意喚起ですか」
ほほぅ……
大好きなリュリュ様のパンツを他の男に見られて激おこプンプンってやつじゃぁないのかね?
それとも『そんなに器は小さくないぞ』アピールかね?
「彼も男……異性に興味ある男であるのだし、女性のパンチラ……しかも美女のパンチラは見てしまうだろう。それは問題じゃ無いんだ。じゃぁ何が問題だと思うレクルト総参謀長?」
「相手が……リュリュさんである事です」
「惜しい! 半分正解だ」
半分?
何だ、何が足りないんだ?
「相手がリュリュさんであろうが、ビアンカさんであろうが、そこら辺の一般庶民であれば、見れるパンチラは好きなだけ見れば良い。だが相手は王族なのだよ!」
ここに来て身分!?
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