暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
G編
第88話:希望への進展
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けているように見えて、使い魔の視界から得られる情報を余すことなく調べている颯人に奏が手にコーヒーの入ったカップを持って近付いて来た。
「サンキュ」
「ん。で、進捗はどうだ?」
「今の所進展なし。手掛り1つねぇ」
「そうか……」
今の所未来が生きていると確信できる物は何一つ見つかっていない。その事に奏は残念そうに目を伏せる。
「……大丈夫だよな?」
「今出来る事は信じる事だけさ」
言いながら颯人は奏から受け取ったコーヒーに口を付けた。
直後、彼の見るガルーダからの視界にある物が映った。それを見た瞬間、彼は思わず口に含んだコーヒーを驚きのあまり噴き出した。
「ブゥッ!?」
「わっ!? 何だよ、いきなり?」
「……見つけたかもしれねぇ」
「えっ!?」
颯人の視界に映ったもの……それは彼も持つ通信機だ。自分達の中で通信機をなくした者は居ない。
という事は――――
「見つけたぜ、奏! 未来ちゃんの手掛りに違いねぇ!」
「よっしゃよくやった颯人! 早速旦那に知らせてくる!」
「あぁ!」
意気揚々と弦十郎の元へと向かう奏。その姿はここ最近の覇気のない様子が嘘のようだ。
しかし離れて行く奏の後姿を見る颯人の目は、先程とは違い何処か険しいものであった。
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