ターン40 幕開け、あるいは幕引き
[21/24]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を私の手札に補強いたします!』」
土壇場でのドローソース、3枚から4枚に増える手札。そして希望の道筋は、繋がった。妄執に囚われた伝説を下し、未来をつかみ取るための最後の一手。
「『1ターン目に引き続き、もう1度名乗らせていただきます。ライトPゾーンにスケール0、我らが誇る世界の歌姫!魔界劇団−メロー・マドンナをセッティングし、最後の凱歌を歌いましょう!私のライフ1000をコストに、デッキより呼び出すはスケール8。誰もを笑わす最高の喜術師、魔界劇団−ファンキー・コメディアンをレフトPゾーンにセッティング!』」
鳥居 LP1100→100
左右に立ち上る、光の柱。0と独特な字体で刻まれた右側のそれには黒衣の歌姫が、対となる8と刻まれた左側のそれには丸々と太る4本腕のコメディアン。召喚可能なレベル帯は、1から7。
「『今こそ満を持し、彼らの名前を呼びましょう!世界を救いに現れた、栄光ある座長にして永遠の花形!ペンデュラム召喚、再び舞台に甦れ!魔界劇団−ビッグ・スター!』」
どこからともなく差し込んだ何本ものスポットライトの中央に、長身隻眼の座長が深く腰を落としての優雅な一礼とともに現れる。先ほど対峙していたネビュラ・ネオスのように、圧倒的な戦力を前にただ1人。
魔界劇団−ビッグ・スター 攻2500
「ペンデュラム召喚したモンスターが1体だけならば、まだ私は……」
「『花形ビッグ・スターによる満を持しての大舞台、まずはその前口上をお楽しみくださいませ。先ほどは王宮からの要請につき緊急公開停止に追い込まれました魔界劇団を代表する演目、魔界台本「魔王の降臨」をデッキからセットし、そのまま発動!レベル7以上の魔王ビッグ・スターが存在するため一切のチェーン不可の状態で、1枚のカードを破壊いたしましょう。魔王の号令によってひれ伏すこととなるカードの名は、天威の龍拳聖!』」
先ほども持ってきていた台本を手にするビッグ・スターが、その全身に漆黒のマントを巻きつける。頭に乗った三角帽子からも二本の角が生え、魔界の花形は魔界の王となった。
「『そして波乱を起こすアドリブの達人、魔界劇団−コミック・リリーフを通常召喚。そしてファンキー・コメディアンのペンデュラム効果発動、ハイテンション・エール!コミック・リリーフ1体をリリースし、このターンの間だけビッグ・スターにその攻撃力の数値を加算いたします!』」
魔界劇団−コミック・リリーフ 攻1000
魔界劇団−ビッグ・スター 攻2500→3500
「ブレイヴ・ネオスの攻撃力を超えたところで!」
吠える七宝寺に、相対する鳥居。その手に握られた最後の手札が、このデュエルを終わらせるために勢いよく発動される。
「これが私の、最後の1枚!魔法カー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ