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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga30-B遥かに永き旅路の果てへ〜Have a good journey〜
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れた君たちの魔力は、俺の魔力炉(システム)の中、創世結界ブレイザブリクに魔力結晶として貯蔵されている」

「なら、いい。奪ったんだから、ちゃんと役立ててほしい」

「ありがとう、セレス、ルミナ、クラリス。絶対に無駄にはしないよ、君たちの魔力も」

「・・・あの、私の魔力は少し回復したので、ルシル副隊長、よろしければ貰ってください。鬼神形態顕現」

ルミナ、セレス、クラリスの順で握手を交わした後、ミヤビの額に魔力の塊である角が2本と生成してから、「どうぞ、角に触れてください」って片膝立ちになって、ルシルの手を取って自らの角に触れさせる。

「いいのか? ミヤビ。回復したばかりだろう?」

「いいのです。これまでお世話になったことへのお礼として、感謝の言葉と共にどうか受け取ってください。今日までありがとうございました」

「こちらこそ世話になったよ、ありがとう、ミヤビ」

そうしてミヤビからの魔力を貰い終えたルシルに、スバル、ティアナ、エリオ、キャロの集まった。4人もミミルとの戦いで魔力が空に近いことで、ルシルもそれを察しているから、手を差し出そうとしてる4人に向けて首を小さく横に振った。

「「「「ルシルさん・・・」」」」

「君たちにも本当に世話になったな。・・・スバル。クイントさん、ナカジマ三佐、ギンガに、よろしくと、それにご迷惑をお掛けして申し訳なかったと伝えておいてくれないか? クローンとはいえ惨たらしく壊した俺の遺体を発見させてしまったからな」

「はい・・・! 必ず伝えます・・・! ルシルさん! ありがとうございました!」

「ティアナ。ティーダ執務官のこと、すまなかった。俺たちとエグリゴリの問題に巻き込んでしまって申し訳なかったと、君とティーダ執務官に謝らせてくれ」

「そんな! 頭を上げてください! その問題のおかげで、兄は殉職しなかったんです! 確かに何年も兄は死んだと思い続けましたけど、ちゃんと再会できました! そこには感謝しかありません! ですから・・・ルシルさんが謝る必要はありませんよ。どうか、自分を責めないでください。なので、私から口にする言葉はこれだけです。ルシルさん、ありがとうございました」

「・・・。エリオ。同じ男として、大人として、恥ずかしくない姿を見せるべきだというのに、最後の最後で格好悪いところを見せた。以前、俺みたいに強く、格好いい大人になりたいと言ってくれたのにな」

「ルシルさんは十分に格好いいままですよ。むしろ、人らしいところを見ることが出来て嬉しかったりします。ルシルさんにだって怖いことがあって、泣くことだってあるって。・・・弱い部分も含めて、改めてルシルさんのような強く、優しく、格好いい男になりたいって思います」

「面と向かってそう言われると
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