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少年は勇者達の未来の為に。
鷲尾須美は勇者である 再臨の章
第八話
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、実は同性からの友達になりたいという手紙だったり。

市民プールに行ったら傷跡をチラチラ見られ、恥ずかしくなってしまった三人を励ます蓮の姿があったり。

安芸先生に任された一年生へのプレゼンでは、須美の暴走に、三人も悪ノリし、国防仮面なるものを生み出し、一年生を護国思想に染めようとしたこと。

結論から言うと、プレゼンは大成功、国防仮面も絶大な人気を博したが、護国思想を植え付けようとした事が、安芸先生の耳に入り、四人そろって怒られた。

 

 

 

そんな平和が続いていたある頃。
神樹館での昼休みの時の話。誰が言い出したか、四人は将来の夢の話で盛り上がっていた。

「わっしーの夢は考古学者さんだっけ〜?」

「そうよそのっち。今は神世紀でしょ?私はもっと昔の、旧世紀の歴史を解明したいの」

「はえ〜すっごい」

「そしてあわよくば、翔鶴型航空母艦の二番艦”瑞鶴”をこの目で一目見てみたい!ついでに乗ってみたい、触れてみたい!」

「ついでの方がメインになってない?」

神世紀のこの時代には、バーテックスが攻めて来たとされている旧世紀の情報はまだまだ少ない。
須美の夢はそれらを解明し、研究することだった。

「のこちゃんの夢は何?」

「私かぁ〜。私はねぇ〜・・・小説家かな〜。今もサイトに投稿してるんだ〜」

「マジで!?スゲーな園子!」

「独特の感性してるものね・・・何だか納得だわ」

「これが結構面白いんだよね。須美ちゃんと銀ちゃんも読んでみたら?」

「アタシ、文字ばかりってのが苦手でなぁ・・・」

「なんか自然とスラスラ読めるからあんま気にしなくても良いと思うよ?文を書くのが上手なんだろうねえ」

「えへへ〜♪」

そう言って園子の頭を撫でる蓮。
実際に、園子の小説は独特の世界観、独特の文章ではあるのだが、読みやすいという、なんとも不思議な小説であった。
その後に銀と須美も、小説のファンになったのは言うまでもない。

「ミノさんは〜?夢はなに〜?」

「アタシかぁ〜・・・一年生そこらの時は家族を守り、平和を守る!ってヒーローに憧れたけどなぁ〜・・・」

「今は違うのかい?」

「あ〜・・・いや。えーと・・・」

突如歯切れが悪くなり、恥ずかしそうに口ごもる銀。
三人の頭に『?』マークが浮かび上がり、須美が何故口ごもるのか問うと。

「弟がさ、生まれたじゃん?そこらあたりから家族って良いよな〜って思う様になってさ・・・んで、将来は自分も家庭を持つってのもいいかなって・・・だから、その、今の夢は”お嫁さんになる事”かな・・・なんて」

「「「・・・」」」

「や、やっぱり変かな?アタシがお嫁さんだなんて・・・」

「・
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