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少年は勇者達の未来の為に。
鷲尾須美は勇者である 再臨の章
第八話
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「あーこれは・・・ヤバいかも〜?」

鬼気迫る銀と蓮に、二人は恐怖し、冷や汗を垂らす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「・・・・次はこっちの番だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!覚悟しろぉォォォォぉぉぉ!!!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ごめんなさ―――――い!!!!!!!!!!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今更謝ったところで許してもらえるわけもなく、鷲尾須美・乃木園子の両名は銀と蓮の着せ替え人形にされるのであった・・・

 

 

 














 

「れー君のおもちゃになるのも中々・・・・・」

「こんな・・・非国民のような衣装は・・・堪忍してぇ・・・」

「逃がさんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

「ギブアップ?いえいえ、まだまだこれからですよ。お嬢様方」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



「はぁ・・・ひどい目にあったわ・・・」

「そりゃこっちのセリフでもあるんだけどね・・・」

蓮と銀の逆襲がひと段落ついた後、一行は園子の提案通りイネスへと来ていた。
フードコートで席を取る組と、料理を頼み、持ってくる組に別れ、今は須美と蓮が席を取り、銀と園子が注文をしに行っている。
蓮と須美は飲み物を用意し、銀たちを待っている。休日という事もあり、注文に時間がかかっているようだ。

ふと、須美は蓮に視線を向ける。
朝見た悪夢。あそこで横たわっていたのは間違いなく蓮だった。

(・・・伝える、べきなのかしら)

須美は迷っていた。あくまで自分が見た夢に過ぎない話を、本人に伝えてもよいのだろうか。
そんな事をしても、不安にさせるだけではないのだろうか・・・

だが、しかし、只の夢で終わらせるには、現実味があり過ぎる。アレが、もし、本当に起こってしまったら――――


「ッ!ッはぁッ!」

「!?、須美ちゃん!?どうしたの!?」

ダメだ。想像しただけで息がつまる。
隣で蓮君が私の背中に手を当て、心配してくれている。
・・・情けない。結局、言うにせよ、言わないにせよ、心配をかけてしまった。
ならばいっそ―――

「だい、丈夫よ」

「・・・本当に?無理、してない?」


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