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少年は勇者達の未来の為に。
鷲尾須美は勇者である 再臨の章
第八話
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             「「ミ”ャ”ーーーーッッッ!!!!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男女一組が、おもちゃになる事が決定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

「わっしー準備できた〜?」

「えぇ!そのっち!準備万端よ!」 

「ではでは〜?オープーン!」

その号令と同時に互いの部屋の障子が、勢い良く開けられた。

「oh...」

「これは・・・いいものね・・・!」

銀は白と青のワンピースに、先ほどとは違う髪飾りを付けており、『清楚』と呼ぶのに相応しい格好であった。
・・・顔がトマトの様に真っ赤な事を除けば。

一方蓮は、黒い上下のスーツに、赤のネクタイを巻いていた。こちらはまるで執事のような格好だ。
蓮はもう諦めたのか、いっちょ前にポーズすらとっていた。

「やぁ、銀ちゃん。そのワンピースとても似合ってるよ」

「お、おう。ありがとう・・・じゃなくて!どうしたんだよ蓮!目に光が無いぞ!」

「HAHAHA、一体何のことだい?銀ちゃん?」

「ひぃん・・・蓮もこわれたぁ・・・」

涙目になった銀。現実逃避した蓮。そんな二人をよそに、爆速で二人の写真を撮る須美と園子。

 

蓮と銀にとって、お着換えショー(地獄)はまだ始まったばかりだった・・・

 

 

 

 

 

 

                      〜30分後〜

 

 

 

 

 

 

「「ふぅ・・・」」 

「「・・・・・・・」」

部屋にはとても満足げに、汗を拭う須美と園子と、光を失った目で、お互いの手を握りながら倒れている蓮と銀の姿があった。

「大満足なんよ〜・・・」

「ええ・・・最高だったわね・・・」

「そろそろお腹もすいたし〜・・・イネスにでも行こうか〜?」

「そうね。いい時間だし・・・!?」

そう二人がイネスに行くことを決定し、準備に入ろうとした瞬間、二人の足が何者かによって掴まれた。
二人が恐る恐る下を見ると。

「まさか自分達だけ満足してぇ・・・終わりなわけないよねぇ・・・!?」

「どこに行くんだよぉ・・・すみぃ・・・!そのこぉ・・・!」

もはや羞恥も何もかもかなぐり捨てた二匹のゾンビが、そこにいた。

「ひっ、ひえ・・・」


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