暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第132話
[13/25]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
それは……」

「……ッ!あの冷酷外道天使……!敵とはいえ、”死体”まで利用するなんて、それのどころが”正義”なのよ……!?」

ベルフェゴールの説明を聞いたエリオットは複雑そうな表情を浮かべ、サラは唇を噛み締めて怒りの表情でルシエルを思い浮かべ

「うふふ、忘れたのかしら?メンフィルは”光”と”闇”、それぞれの部分を受け入れている事で本来相反する存在同士が協力して生きている国なんだから、ルシエルの判断は”メンフィルに所属する軍師”としては何も間違っていないわよ?”死霊術”という”闇”の勢力が使う魔術を利用しているのだから。――――――それよりも、呑気に私とおしゃべりしていていいのかしら?”アンリエットの死霊術の範囲はこのフロアだけじゃないわよ。”」

「!まさか――――――」

不敵な笑みを浮かべて答えたベルフェゴールの答えを聞いてある事を察したエマが血相を変えたその時

「あ”〜………」

「オオオォォォ………」

「イヤダ……シニタクナイ……!」

「背後から新手のアンデッド達……!?」

「い、一体どういう事〜!?」

「恐らくアンリエットの死霊術の効果範囲は”城館内全てよ!”だから、城館内での戦闘でできた死体をアンデッドとしてここに呼び寄せたのだと思うわ……!さすがにオルディスやその近辺にまではアンリエットの死霊術の範囲には入っていないと思うけど……!」

「チッ……よく考えてみたら”死霊使い(ネクロマンサー)”と”戦場”なんて”最悪の組み合わせ”じゃない……!」

「”死霊使い(ネクロマンサー)”は”戦場”でできた死体を自身の戦力とすることができるから、”戦場”で人が死ねば死ぬほど”死霊使い(ネクロマンサー)”にとっては自身の戦力をより強化できるという事か……」

「クソッ、このままだとジリ貧だぞ……!?」

何とアリサ達がフロアに入ってきた出入口から新手の死霊や不死者達が現れ、それを見たガイウスとミリアムは驚きの声を上げ、ミリアムの疑問にクロチルダは自身の推測を答え、厳しい表情で呟いたセリーヌの言葉に続くようにミュラーは厳しい表情で呟き、アガットは厳しい表情を浮かべて新手のアンデッド達を睨んだ。



少し前―――――



〜エントランス〜



「グオオオオ――――ッ!!」

新手のアンデッド達がアリサ達の所に現れる少し前、エントランスでレン達とジン達が激闘を繰り広げているとエステル達を乗せたカファルーが咆哮と共に凄まじい勢いで正面門に穴を開けて城館内に突入した!

「何事……!?」

「大型の魔獣がどうしてこんなところに……!?」

エントランスに突如起こった異変に双方が思わず戦いの手を止めた後エンネアは驚きの声を上げ、カファルーを目
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ