3部 公人と私人
13話 隠れた魔性
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たネクタイをベッドに固定する。
「どうだ?これなら更に快感が来るよ」
「試しに口でのセックスをするか」
そして、先程の続きをする。今夜のエリオットはワザと音を立てて、オーラルセックスをしている。
近くのタオルケットを噛む水菜は身体をくねらせた。
エリオットは水菜の太ももを強引に開かせて、執拗に攻める。2人の身体がリズミカルに動く。
「ウウッ…ウウッ…ウウッ!」
「ウウーッ!」
水菜がのけぞった。それと同時にとてつもない快感が水菜の全身を駆ける。
彼女が脱力した。口に噛んだタオルケットが外れる。
「すごい…気持ちいいよぉ…エリオットさん」
「まだまだこれからだよ」
「メインディッシュを入れないとね」
エリオットがコンドームをしながら、話し掛ける。
充分に奮起出来たエリオットは、一気に花びらに当てると貫いた。
「アアッ!」
「感じるかい?」
彼がリズミカルに腰を動かす。甘い香りと表情で、水菜の唇を包み込む。お互いに舌をもてあそぶ。
エリオットがベッドに縛り付けたネクタイを外す。そしてそのまま彼が倒れ、水菜を上にさせる。
そして、彼女に促す。
「もっと俺に夢中になれ。君の欲望を満たしてみろ」
「アアッ!アウッ!エリオット…エリオット…!硬くて素敵なの…!お願い…私の欲望を満たして!」
水菜が今度はエリオットを責め立てた。
激しく腰を使い、自らの欲望を満たす為に夢中になる。
(すごい…情熱的だな…水菜)
「ウウッ…ウウッ…すごい…」
エリオットも喘ぐ。自然と表情が歪む。
水菜は激しく責め立てながら、エリオットの顔を見る。綺麗…。喘ぐ姿が綺麗…。もっと歪んで見せて。エリオットさん。
彼女の奥の方から何かが押し寄せる。感じた事もない何かが押し寄せる。もっと…もっと…もっと来て。私を壊して…!
水菜の余りに激しい責めにエリオットは自我が崩壊しそうな快楽に身を委ねる。
すごい…凄すぎる。自分自身が無くなりそうだ…!
虚ろな瞳は彼女が今、最高の快楽に身を委ね、汗と愛液に濡れる姿を見つめた。
「アウッ!アウッ!」
そして、彼女がこの日。
「アアーッ!」
本能に身を任せた快楽に目覚めた瞬間だった……。
その時の彼女は天井に顔を仰いで、自分自身を喰らい尽くした時だった。
両方の手首を縛っていたネクタイを外すとエリオットは、身体を起き上がらせ、水菜を無言で抱きしめた。
「理性を壊す事は出来たんじゃないかな」
「……ごめんなさい……エリオットさん」
「謝らなくていい……から」
それだけ囁いて自分自身の胸に抱かせていたエリオットだった。
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