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今日は、神戸に行って、そのまま私も泊ることにしていた。朝から、大阪城を下から見て、大阪駅前にある本屋さんで、みんなで専門書を漁っていた。私達、地方だから、そんなに専門書は置いてないからだ。
三宮に着いて、お昼はパン屋さんにして、夜は中華街でと、電車の中で話し合っていた。サンドを食べて、駅の反対側に出て、北野坂を登って行った。
「こっちの方は、坂道なのにお店屋さんが並んでいるとこ多いのね」と、詩織が言っていたが
私達は、坂の上にある観光地ばっか、行くんだから、そうなるよね。私は、モト君とこの道を歩いたんだ。もう、1年になるのか、あのアクセサリーの店はまだあるんだろうか。あの階段、そうだ、あの木陰で思いっきり抱きしめてくれたんだ。私の大切な場所。あれからも、私、ずーと幸せだわ、モトシ、今頃、何してんだろう。
「ねぇ ねぇ あそこ、結婚式場じゃぁないの いいなぁ あんなとこ どんな人が使うのかしら」と、茜は珍しく感激していた。
「うん 素敵かも ねぇ 絢もこんなとこで式あげるの?」と、詩織が振ってきた。
「私 そんなことわかんないわよ まだ、決まってもいないし」
「あー そうか まだ、約束してないんだ」
「そうよ そんな話したことないし」と、返しながら、そーなんだよ まだ そんなこと言われたことないんだ と、私、ちょっと動揺してたかも。
英国館に入ろうとしてた時、茜にTelあった。私達に先に行ってて、と言っていたけど、茜は私達には見せたことのない、やわらかな笑顔で話していた。館から出てきた時
「小野原さんから 写真出来たって ・・・」後の言葉に詰まってた。
「それで・・どうしたの?」と私が問い詰めると
「持ってくるって もう一度会いたいから、直接渡すって」
「えー 会うの? 持ってくるってー」と、詩織も激しかった
「うぅん あなた達に叱られると思ったから、送ってくださいって、言ったわ 冷たかったかしら、嫌われたかも」
「うん 安心したけど あかね 昨日から、忘れてなかったんだ・・ どうしょう」私も、何て言って良いか
「カッコ良かったもんね でも、会ったの一度きりだしなぁ」と詩織も言ってたけど
「会った時から、目が合って、笑顔に魅かれたんだ。話してると・・私、多分、好きなんだと思う」
「私、そういう経験ないから、わからないけど とにかく落ち着いて、考えればー」
私達は、先にホテルに向かおうと、センター街を歩いて、本町の先の海に突き出しているようなホテルにチェックインした。少し、休んで、ロープーウェイに乗って、神戸の夜景を見るつもり。
上に登ると、見事な夜景が広がっていた。港沿いに大きな船なんかも停まっていて、家族連れもいるけど、カップ
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