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艶やかな天使の血族
2部 銀髪の悪魔
11話 最低限の約束
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「物はいいです。エリオットさんの誓いがあればそれで…」
「誓い……か」

 後ろで腕を絡める水菜に銀髪の悪魔が振り向き、彼は激しく唇を貪る。水菜の唇を。

「ンンッ…んハッ…ンンッ…」
「これでいいかな」

 彼女をソファに横たわせて、上から覆いかぶさる。

「はじめようか……淫楽の関係を」
「ハッ…アアッ…エリオットさん」
 
 水菜が纏う服を脱がせる。
 手早く上半身の服を脱がせる。彼女の長袖シャツが床に落ちる。
 ブラジャーがずらされる。肩紐を下ろす。エリオットの唇が首筋を這う。
 その唇からありったけの色気と共に声が聴こえた。

「もっと、俺に夢中になって……みせろ」

 また水菜の唇に己の唇を重ねる。
 舌を絡めた。もてあそぶように自分自身の唾液を絡めた。
 彼女の欲望に火がつく。
 彼女の手がエリオットの服に伸びて、シャツを脱がせる。黒いインナーを脱がせる。
 お互いに上半身裸になる。
 エリオットが彼女の乳首を舐める。口に含む。そして遊び始めた。
 
「ハアッ…ハアッ…エリオットさん…遊んで…もっと…もっと…」
「ハアッ…ハアッ…なんだ…エッチな乳首だね……このプレイ、好きかな?」

 ねちっこく攻めた。健康的な桃色の舌が乳首を舐める。 
 彼女の手が遠慮がちに銀髪に触れようとしている。でも躊躇う。 
 エリオットが促す。

「髪に触っていい。固定してみなよ。存分に遊んであげる」 
 
 水菜が抱きしめるように銀髪を両手で乱した。 
 彼女が受け入れようともがく。喘ぐ。
 銀髪の悪魔が胸だけで絶頂に導こうと執拗に攻める。蠢いていた。
 下半身はお互いに触れ合う。ズボン同士が触れ合う。
 エリオットの唇は器用に動く。目は閉じて、感触だけを頼りに動く。

「アンッ!アンッ!気持ちいい…!舌…すごく…気持ちいい…!」 
「水菜……キスさせてくれ……」
「ンンッ…!ンンッ!エリオット…」
「濃厚なキスだ…彼女より…激しいよ」
「ンンッ!ンンッ…ンンッ…エリオットのキス…アソコに……欲しい…」
「どこに?ここかな?」

 手がジーパンの上から彼女の花びらに触れる。彼女の身体が跳ねた。
 
「そ、そこ…!そこに欲しい…!」
「じゃあ…脱がせるよ」

 その手がジーパンを脱がせる。無造作に棄てた。薄いピンク色のパンティーが見えた。今度はおへその辺りに唇を這わす。ゆっくりと下半身に唇が行く。
 そして銀色の瞳で花びらを見つめた。軽くシミが着いていた。熱く濡らしている。舐めてくれる者を欲しがってひくひく動いている。 

「どうしようかな……パンティーの上から、舐めようかな……きちんと下ろしてから存分に味わうかな……」
「どちらがいい」
「汚さ
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