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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
鍵を求めて東へ西へ
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お父様1人の大活躍 (?)で、3つの岩を3つのスイッチの上に乗せ作動させる事が出来、更に奥へと続く隠し通路を出現させた。
私は奥に何があるのか分かっているのだが、最後の鍵があると思っている皆様方は、ワクワクしながら進んで行く。
「あれぇ?これが『最後の鍵』?壺じゃないのこれ!?」
お父様は置いてある壺を手に取り、中を覗き壺を振る。
「中にも鍵は入ってないよ」
「どういう事ですかねぇ…?」
ふぅ…さてさて、どうやって最後の鍵まで導こうかしら…
………確かあの壺って、元は『スー』って言う村の物だったわよね!
「お父様…エジンベアの王様に聞いてみましょう!この国に有る物なんですから、何か知っているかもしれませんですわ」
ってか、無理矢理城に入って、勝手に家捜しして、断りもなく物を持って行くのって拙くね?
常識的に言って、一度は王様に謁見しておかないとヤバくね?
私達は『スー』と言う村を目指し入り組んだ河を上流へと船で進んでいる。
エジンベアの王様は思っていたより気さくな人で、お父様の非礼な態度に気分を害すことなく、『乾きの壺』の元の持ち主の情報をくれました。
尤も、王様曰く「ふぉふぉふぉ…礼儀を知らぬ田舎者よ…」と笑ってたので、此方の事を見下してるだけかもしれませんけど…
船の事はモニカ様達に任せてあるので、私達が気にする必要は無いのですが、彼女等に任せられない事も起こります。
その1つが戦闘です。
またもや3匹の『テンタクルス』に襲われた私!
前回、このイカの所為でお父様に嫌味を言われたので、今日こそはあのアホを見返してやりますよ!
思わず身体が反応したお兄様を手で制し、アルル様がが『ライデイン』を唱えイカを1匹仕留めました!
次いでマイダーリンが『ベギラマ』で残り2匹に大ダメージを与えると、私の『イオ』でとどめを刺します。
どうですか!
やっぱり私は天才です!
この短期間で『イオ』を憶えたんですから。
ウルフちゃんが優しく教えてくれるから、とっても分かりやすかったわ!
あのアホも、私の才能に平伏す事でしょう…
と、思ったのですが!
「「「な!?」」」
お父様は、お母様とイチャ付くのに忙しくて、私の大活躍を見てなかった様なのです!
マジムカつく!
くっそー!!!
ぜって〜認めさせてやる!
イオ系以外の魔法も、コンプリートしてやるんだからね!
何故かエジンベアより心が安らぐ村『スー』…
もう認めます…私、田舎者で良いです。
それでもスーの村民から見たら私達は都会人らしく、皆が興味津々で近付いてくる。
そんな超(スーパー)田舎者に囲まれたアルル様が、乾きの壺を掲げ質問する。
「あ、あの!『最後の鍵』についてご存じの方は居ますか!?もしくは、この『乾
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