第二章
[8]前話
グラントがホバートの家族になって暫く経ってから二人は今度は未明のパトロール中に連絡を受けて高速道路に向かった、そこで帰宅途中だったパトリック=ヘルシーアフリカ系でほっそりとした外見の彼に言われた。
「実はこの子達を見付けて保護してもらいたくて連絡したんだ」
「クゥ〜〜〜ン」
「キュ〜〜〜ン」
見れば二匹のピットブルだ、一方は黒でもう一方は茶色である。ヘルシーは二人にその犬達よく見れば怪我をしている二匹を見せつつ話した。
「動物救助隊を呼んだらまずはね」
「俺達が来た」
「まずはな」
「交通のことも警官の仕事だしな」
「それでって訳だな」
「ああ、それでこの二匹怪我をしているしな」
ヘルシーは二人にさらにさらに話した。
「保護してくれるか」
「ああ、任せろ」
「今言った通りだ」
二人はヘルシーに笑顔で応えてだった。二匹の犬達を保護した。動物救助隊そしてまた署長と話をしてだった。
今度は丁度飼い犬が欲しかったバルボンが二匹共引き取った、二匹共雄で黒い方はリバティ茶色い方はジャスティスと名付けられた。
そのうえでバルボンの家族となった、それでだった。
グラントはホバート、バルボンはリバティとジャスティスをそれぞれ連れて公園でバーベキューを楽しんだ。一家の親兄弟達も一緒だ。皆で料理や酒を楽しんでいる。
その中で二人はそれぞれの犬達を見ながら話した。
「俺達は警官だからな」
「命は助けないとな」
「それでこうしたやり方で助けるのもな」
「いいよな」
「助けて家族も得た」
「最高だろ、それって」
バーベキューの肉とビールを楽しみつつ話した。
「本当にな」
「そうだよな」
「それじゃあこれからも警官として命を助けて」
「それでこいつ等とも幸せ過ごしていこうな」
「お前等もそれでいいよな」
「俺達と一緒にいて」
二人に笑顔で声を向けられると三匹共だった。
それぞれの家族を見て尻尾を振った、二人の警官達はそんな彼等を見て余計に笑顔になった。そうしてこれからも警官としての務めを果たし多くの命を救っていこうと誓い合った。
優しい警官達 完
2021・6・23
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