第一章
[2]次話
失踪した犬との再会
信じられなかった、その光景を見てまずは我が目を疑った。
ルーシー=フラウストロ、ロサンゼルス在住の黒髪とグレーの目の肉付きのいい彼女はテレビを観ていてそうなった。
たまたま家のテレビのローカル番組を観ていたがそこで動物のシェルターの紹介を観ていてそうなった。
それで娘のラクチェ自分にそっくりだが痩せている彼女をリビングに呼んだ。
「ちょっと見て」
「どうしたの?」
「テレビ観て」
こう言うのだった。
「今ね」
「?テレビ?」
「ええ、観て」
こう言って娘にテレビを見せた、すると。
娘は画面に映っているものを見て驚いて言った。
「これロジャー!?」
「そうよね」
娘にその白地に黒のブチがあるピットブルを観て言った。
「この子は」
「どう見てもそうよね」
「これローカル番組だけれど」
カルフォルニアのというのだ。
「シェルターを紹介しているけれど」
「ロジャーそこにいたの」
「そうみたいね」
遊ぶその犬を観つつ話した。
「どうも」
「あれだけ探したのに」
娘は顔を曇らせてまた言った。
「見付からなかったのに」
「ご飯をあげようとしたらいなくなって」
「それでね」
「家族皆で探して何年も」
「それがどうしてここで」
「この笑顔間違いないわ」
ルーシーはここで犬が笑ったのを見て言った。
「外見も仕草もで」
「笑顔もね」
「ドジャーよ」
「すぐにシェルターに連絡しよう」
娘は母に言った。
「それでね」
「ええ、ドジャーを連れて帰りましょう」
こう話してだった。
その場でシェルターに連絡してその犬のところに一家で言った、すると。
「ドジャー!」
「ワンワンワン!」
一家のところに駆け寄って抱き合った、ルーシーはその彼を抱き締めながら夫のパトリック額が広く茶色の髪で丸眼鏡で腹が出た緑の目の長身の彼に言った。
「たまたま観たテレビでね」
「見付かったんだよな」
「そうなの、奇跡みたいよ」
「全くだな」
夫も妻のその言葉に頷いた。
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