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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
海の魔物が強すぎて…
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結局我慢できずに手を出した。
そしてアルル様に近付き抱き起こす…何?良い感じじゃないの!何時の間にか出来ちゃったの?
「あ、ありがとう…ティミー…」
「あ、いや…その…危なかったから…つ、つい咄嗟に…」
互いに見つめ良い感じ…お兄様はリュリュお姉様の事を諦めたって事かしら?
まぁ、ヤれない女よりヤれる女のほうが良いわよね!
つまりアルル様は何時でもヤれそうなのかしら?
貞操を守る女性に見えたけど…意外ねぇ…
そんな二人をカンダタや水夫等が囃し立てる。
ぶっちゃけ不愉快である!
お兄様をからかって良いのは、私達家族だけ!
部外者やお前等の様なモブが、調子こいて囃し立てるんじゃねぇ!!
お父様も気に入らない様で、難しい顔で二人を見ている。
「あ、あの…リュカさん…どうしました…?」
何時も笑顔のお父様が、難しい顔してるからアルル様が不安に思っちゃったみたいです。
「………ティミー……次もお前が戦うのか?」
?………良く意味が分かりませんねぇ…
アルル様のピンチを助けたのが気に入らないの?
格好いいところは、全部自分が物にしたいの?
それともアルル様を狙っていたお父様は『俺の女に手を出すな!』って事かしら?
「アルル達の中に『ライデイン』を使える者は居るのか?」
居るわけ無いじゃん!
ライデインは勇者だけの魔法よ!
「確かに先程アルルは危険な状態だった…助けたくなるのは分かるよ。でも…アルルの成長の妨げにしか見えない!…ティミー…お前は『スクルト』が使えるのだから、さっきは防御力の強化だけで良かったんじゃないのかなぁ?お前が倒す必要は無かったんじゃないのかなぁ?」
つまりお父様が不機嫌なのは、アルル様の修業の邪魔をしたからなのね…
結構厳しいとこもあるのね…
「じゃ、じゃぁ私がライデインを憶えます!…私だって勇者です。私がライデインを憶えて、今後ティミーが前戦に出ない様にしますから!目の前で見せてもらったから直ぐに憶えてみせますよ!それで文句はないでしょ、リュカさん!」
あらあら、健気ねぇ…
どうやらアルル様もお兄様に惚れちゃった様子です。
二人して手を繋ぎ船首のほうへ行っちゃいました!
魔法の勉強をする振りして、イチャイチャ・エロエロ励むのですかね?……無いな…あの二人にはそれは無い!
「リュカさん…ちょっと言い過ぎじゃないですか…?咄嗟の事だったのだから…思わず攻撃呪文を唱えちゃったんだと思いますよ…」
優しいマイダーリンが、お兄様とアルル様を庇ってます。
「仲間を救ったのだから、父親として褒めてあげるべきでしょう!」
きっと父親としての自覚が足りないのよ!だってアホだもの!
「…救った…?確かに今は救ったよ…でも、未来はどうだろうか?何度も言うが、今急に僕等が元
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