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それから 本町絢と水島基は  結末
6-?

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 歓迎会が終わって、慎二、それに葵と3人で別の居酒屋に居た。美波は方向が違うので、さっき別れたとこだ。

「葵 今のままで良いのか お前、背泳ぎやってきたんだろ」と僕は葵に聞いた。

「いいと思ってる 宏美ちゃんの方が早いし、私、平泳ぎの方が合っているかも 黒沢先輩が教えてくれて、どんどんタイムが伸びてきているし 菅原先生と部長が考えてのことだから、私、信じています」

「お前 すごいね 惚れ直してしまうね」

「もう 慎二は口ばっかりなんだから」と、慎二の肩を叩いていた。

「僕も、葵は魅力的だと思うよ」

「あら 浮気したら本町さんに叱られるよ」

「いや それとは、別だよ」

「そーだよね 私、二人とも好きだけど、なんか違うなって気がする どうって、わかんないけど」

 葵は、けっこう飲んでいて、少し、酔ってはいるが、酒に強いみたいで、それ以上は乱れない。僕等の寮に近いので、慎二と送っていったのだけど

「私ね、共学だったけど、男だなって、意識したの、二人が初めてなんだよ 私、本当は、男を信じていないんだよね」と別れ際に言っていた。

 帰り道、慎二から美波のとのこと切り出した。

「報告遅れて、すまなかった。美波には、全て話した。でも、女として見られないということは、言えなかった。しばらくは、女と付き合いたくないと話した。普通の友達としては、付き合ってくれと言っておいた。今の正直な思いだ。ずるいようだけど、これが結論だ どう思う?」

「無理やり、決めることでもないし、それでいいんじゃあないか」

「まだ、こころの何処かで、あの人を忘れられないで居るんだよな 俺ってしつこいかなぁ」

「そんな風に言うのは止めろって 慎二らしくない 真剣だったんなら、当たり前やろう 前向きに行こうぜ」

「そんな風に言われると助かるな」

 寮に着いた時

「モトシ 明日から、又、バンバン行こうぜ」と言ってきた。
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