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リリなのinボクらの太陽サーガ
無間アスタリスク
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動。共和刀で弾こうとしたがすり抜けて直撃したそれにダメージは無く、リトルクイーンは初め首を傾げるが、“ライフドレイン”で伸ばしたはずの影が急に操作できなくなったことに違和感を抱いた。

「は? え、なにこれ。特性の麻酔でも撃ち込んだの?」

「―――ハッ!」

返答のそぶりを一切見せず、突きを放つシャロン。寸での所で弾いたリトルクイーンが後ろに下がった所へシャロンは追撃として、

―――覇道一閃!

ズバシュッ!!

凄まじい勢いで横振りした民主刀から青白い斬撃を放ち、リトルクイーンの右腕を切断、その腕が握っていた共和刀が手放されて、くるくると弧を描きながら宙を舞い、本来の持ち主であったシャロンの左手に収まった。

「まず一つ、返してもらった」

「ぐッ、右手が! 飛ぶ斬撃って、いつの間に小癪な手品を!?」

今の斬撃によって医務室の外……屋外に弾き出されたリトルクイーンは放り出された右腕を拾って切断面同士をくっつける。ナノマシンと暗黒物質で接合部を再生し始めるが、リトルクイーンの右腕が動くようになる前にシャロンは次の追撃に取り掛かっていた。

「なめるな!」

怨嗟の声を轟かせながらリトルクイーンは左腕に付けた籠手でシャロンの二刀流の攻撃を受け流しながら、カリムへチンクに構わず医務室から出てシャロンを叩き斬るように指示を出す。

「ッ……!」

だが誰か(イクス)に教えられたかのようにシャロンは右手の民主刀をくるっとひっくり返して逆手にし、頭上に掲げるだけでカリムの姿を見ずにブロードソードの振り下ろしを防ぐ。

「ああ、服の件ではお世話になりました。それでは、おやすみなさい」

エンチャント・フロスト!
斬撃モード!

斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬!!

冷気を纏わせた二本の刀によって斬られた箇所が一瞬で氷に覆われる。それが無数に繰り返されて、カリムの身体が瞬く間に凍り付いていき、やがてそこにはカリムを閉じ込める氷の柱が残されていた。

「へぇ、彼女を強制的にコールドスリープさせたんだ。でもね、時間をかけてでも彼女を人間に戻そうって考えたのなら無駄だよ。だってもうゼータソルでも治しようがない状態まで変異させたんだもん。あなた達のエゴで生かして無限の苦しみを与えるぐらいなら、さっさとトドメをさしてもらった方が楽なんじゃないの?」

「私には私の考えがある、あなたの甘言には惑わされない」

「あっそ。じゃあこの話はおしまいにしよっか」

「ずいぶんあっさり味方を切り捨てるんだね」

「使い捨ての駒にそこまで気に掛ける必要が無くてね。まあでも、時間稼ぎは果たしてくれただけ十分だよ。ほら、おかげでご覧の通りだもん」

再生の終わった右腕を見せつけるようにリ
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